50代・Mさんとはどんな女性なのか

八丈島で『カナダからの手紙』をデュエットした畑中葉子と('78年)
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 では、この50代のMさんとはいったいどんな女性なのか。平尾さんと親しいある歌謡界関係者はこう話す。

先生から直接、入籍したことは聞かされていませんが、2年くらい前に籍を入れたというウワサは耳にしました。Mさんは細身で派手な顔立ちの美人で、テキパキと仕事をこなす。もともとはスクールの生徒だったそうです。

 料理や体調管理はもちろんのこと、お金や実印の管理など、先生に関わるすべてのことはMさんが仕切っていました。'04年に勇気さんがデビューしてからしばらくは、父と共演することがなかったのですが、どうもMさんが先生のところに来る息子との共演オファーを断っていたって話ですよ」

 そこまでされながら、勇気はどんな気持ちで感謝の言葉を述べたのだろうか……。

「7月29日、30日の葬儀が終わるまでは、勇気さんとしてもモメていることは表に出したくなかったのでしょう。

 でも、本心としては面白くないと思っていますよ。だって、自分の生みの親は1円ももらえないのに、たった4年間の結婚生活しか送っていない今の奥さんが財産を半分持っていく。彼は“あの女だけは許せない”って、周囲に話していますよ」(芸能プロ関係者)

 遺書がない場合の法定相続分は妻が2分の1。子どもが残りの2分の1を等分することになり、3人の子どもは遺産の6分の1ずつを相続する計算になる。だが、著作権となると、話はそう簡単ではないようだ。遺産相続に詳しい『弁護士法人・響』の西原和俊弁護士によると、

「印税に関しては著作権がどこにあるのかがポイントです。ひとつは平尾さん自身が著作権を管理していて印税が入っていた場合でしたら、土地などと同じように遺族に相続されることになります。そうなると、遺族全員で著作権を共有ということになり、印税についても同じ割合で分け合うことになります。

 もうひとつは、事務所が著作権を所有している場合です。そうなると、平尾さん自身に著作権はないので、事務所がこれまでどおり管理し、印税も事務所に入ることになります。おそらく平尾さんは自分の会社の株をお持ちでしょうから、遺族が相続することになります。

 ただ、現在の経営陣がいますので、株を相続した子どもたちがすんなり取締役になれるかというと、それはまた別問題です。登記簿を見ると、奥さまは役員になっていますが、子どもたちの名前はありません。株を相続しても、彼らが会社経営を受け継ぐというのは難しいと思われます」