著作権は事務所が所有している可能性が高い。となると、役員であるMさんが印税の行方を握っているようだ。

息子たちは財団を作って著作権を家族みんなで管理することを提案しているそうですが、Mさんとしては受け入れがたい。というのも、遺言状で著作権は彼女が管理できるようになっているそうなんです。

 平尾先生に終活を始めるようにすすめ、籍を入れたり先生に遺言状を書いてもらったりしたんでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)

 すでに水面下で始まっている骨肉の争い。当事者たちはどう考えているのだろうか?

息子の勇気に話を聞くと

 まずは、息子の勇気に話を聞いてみた。

─遺産相続でモメているという話が出ていますが?

今は父を安らかに送り出すことだけを考えていますので、まだ遺産の話などはいっさい、平尾家の中で出ていないんですよ。いろいろ言われてしまうのは、やはり、父の名前が大きいからでしょうね

─再々婚のことはお父さまから報告があったのですか?

そうですね。(いつ聞いたのかは)ちょっとごめんなさい。答えられないです

─勇気さんがMさんのことを“許せない!”って話していると聞いたんですが?

うーん……。ノーコメントでお願いします

 と、否定はしなかった。

 一方のMさんにも話を聞こうと携帯電話に何度も連絡をしてみたが、話をすることはできなかった。妻と息子たちの間でくすぶる争いの火種。

 平尾さんは天国からこの騒動をどんな思いで眺めているのか─。

※西原和俊弁護士のコメントの表現を一部修正しました(2017年8月1日14時15分)