自衛隊の仕事は、有事の際、ミスなくムダなくすべきことをすることです。皆がルールにのっとってやるべきことをやらないと、確実にミスが起こります。とくに時間のルールは絶対です。1分1秒おろそかにできません。

 ルールはすべての基本であり、だからこそ、ルール順守を徹底しているのです。

 ルールを破るととんでもないことになること、そして、ルール順守の大切さを身をもって感じた出来事でした。

 これは何も自衛隊に限ったことではありません。

 仕事、家族、ママ友、子どもの学校、世の中など、あらゆるコミュニティでルールがあります。

 ルールを守らない人は、一緒に何かをすることができなくなるため、だんだん距離をおかれたり、信頼されなくなったりします。

 たとえば、ビジネスシーンでルールを破ると周囲からの信頼を失います。

 一方、優秀なビジネスパーソンほど、社内規則やビジネスルールを大切にしています。社内からだけでなく、クライアントからも信頼されています。

 中には、自分で自分に対してのルールを設定しているビジネスパーソンもいます。

 朝のあいさつは大きな声でする、毎朝6時に起きて新聞を読む、優秀な営業成績を上げるために毎月50社は訪問するなど。

『何があっても必ず結果を出す「防衛大」式最強の仕事』(あさ出版)濱潟好古著※記事の中の書影をクリックするとアマゾンの紹介ページにジャンプします

 自分の意思で決めるということは、言いかえると自分自身に対しての「コミットメント」です。「コミットメント」とは「約束」です。自分との「約束」を守り続けているのです。自分との「約束」を破れば、それは自分に対する不信につながります。逆に自分との「約束」を守り続ければ、それは、自分への信頼、つまり「自信」に変わることを知っているのです。

ルールとは守って当たり前

 ですが、防衛大と違って厳しい罰則がないためか、ついうっかり破ってしまったり、ダメだとわかっていても「まあ、いっか」と破ったりしていませんか?

 守って当たり前のルールを守ることによって、周囲からは「信頼」され、そして自分自身への「自信」も深めることができます。

 デキる人、信頼される人、優秀な人、好かれる人ほどルールに対する意識が高いのです。

 周りの人と円滑に過ごすために、そして信頼される人になるために、最初に取り掛かるべきこと、それがルールを守ることなのです。


濱潟好古(はまがた・よしふる)◎人材育成コンサルタント 株式会社ネクストミッション代表取締役 1982年、福岡県生まれ。防衛大学校卒業後、IT系ベンチャー企業に営業職として入社。防衛大時代に学んだ経験をもとに、独自に構築した「最強の仕事」術を活用し、入社2年目から入社5年目まで売上No.1営業マンに。社内の営業MVPを独占し、入社6年目に営業部長に就任後は、2年間で会社全体の売上を160%アップ。中堅、新人と関係なく、すべての営業マンに目標予算を達成させる。「今いる社員を一流に」をモットーに中小零細企業の社長、大手生命保険会社のリーダー等にチームマネジメント、仕事力アップ研修を行なっているほか、雑誌、ネットなどメディアで活躍中。