ほかにも売り切れの商品や、小ロットの限定品が売られているサイトは要注意だ。

 つい先日、平昌オリンピックでカーリング女子日本代表が食べて話題になった北海道の銘菓『赤いサイロ』。どこのショッピングサイトも入荷未定だったが、売っているサイトがひとつだけ。しかも定価より30%安い。ところが、会社概要に記載された企業に連絡をとってみると……。

どこにでもありそうなショッピングサイトに見えるが、実態は詐欺サイトだった

「弊社で取り扱っているのはインテリア関係の商品だけです。食品の販売はしておりません」(広報担当者)

 サイト上で勝手に、社名などを使われてしまったようだ。

「商品の写真や説明、サイトのパーツなどは既存のショッピングサイトから勝手に持ってきて構築するものがほとんど」(前出・警察庁担当者)

 つまり、サイトを見ただけで偽物と見抜くのは難しい。お手ごろな価格設定もこの犯罪をのさばらせている一因だ。

「1人当たりの被害金額は数千円から数万円。勉強代だとあきらめて警察にも相談しない。サイトはなくならず新たな被害者から犯人のもとにお金がまた入る。半額とか激安になると怪しいなと思う人もいますが、金額設定が絶妙で定価の3割引などとうたう。限定品を探している人なら、ついつい買ってしまいますよね」(前出・警察庁担当者)

 ネットで買い物をする場合、実店舗がないぶん、どこで信用するのかが難しい。

騙されないために

「商品を代引きで受け取るのもひとつの選択」(前出・警察庁担当者)

 クレジットカードであれば、カード会社は悪質業者と取引をするはずがないので決済はされないが、こんな罠にはまったケースもある。

 東京都内在住の50代の男性は昨年、ダイニングテーブルを注文し、2万1780円をダマし取られた。クレジットカードでの支払い手続きをすると、後日「この商品は口座振り込みでお願いします」と連絡が来たため指示に従ってしまい、まんまと一杯食わされた。振込先は個人名。電話番号も偽物だった。