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 結婚に真剣な人たちのための場、お見合い。ところが最近では、違う目的に変わってきているという。

婚活アプリの手軽さに潜む危険

「仲人さんから紹介されて男女が出会い結婚へ、という昔ながらのものだけではなく、“出会い”の手段になってきています」

 そう指摘するのは、結婚相談所『最短結婚ナビ』の代表で、自らも仲人として活動する鎌田れいさん。

 お見合いで良縁を望みつつ、さらなる出会いを求めて『婚活アプリ』を活用する人も増えている。ただし、出会えるのは独身だけとは限らない。

婚活アプリは、結婚を目的とした出会いを提供するものなのですが、意外と既婚者が登録していて……。真剣に婚活している人が結婚詐欺にあってしまったケースもあるんです」

 最大手のものでは、600万人もの登録者がいるという婚活アプリ。

「月額3000円くらいで会員同士が会いたい放題。SNSや大手ポータルサイトが運営しているものは、独身証明書や収入証明書の提出が任意なので、提出しなかったり、ウソの情報で登録している人も多く、チェックが穴だらけなんです。

 アプリで出会って幸せな結婚をされている方もいらっしゃるので、すべてが悪いとは言えませんが」

 鎌田さんの運営する相談所には、アプリで痛い目を見たあとに登録する人や、お見合いと並行して利用する人もいるという。

「会員は女性は30代前半から、男性は30代後半から40代が中心。70代でも登録している方はいます。また、女性の20代はすぐに決まってしまいます」