実際は50歳という立派な中年!
「若いこと」は良いこと? 悪いこと?

 一方で、世界陸上でのMCや『踊る大捜査線』の青島俊作のように、若々しく瑞々しい印象があるかもしれません。なにせプライベートの話題やゴシップが、公にはまったくないほどのクリーンなイメージですから。「時が止まっているように思える」という解釈もできそうです。そのあたりについてはどうでしょう?

◆明るく元気な雰囲気が好き 15.0%
「俳優のイメージよりも世界陸上での実況のイメージが強い。一生懸命応援していて熱量を感じる」(26歳・埼玉県)

「みんながモノマネするぐらい定着したイメージ」(37歳・愛知県)

◆変わらず若々しいと思う 9.5%
「昔も今も容姿を変えず、幅広い役柄に対応しているイメージ」(28歳・長野県)

「ワイルドで男らしさがあって魅力的に思う」(27歳・神奈川県)

◆無理して若作りしていると思う 7.5%
「年はけっこういってるけど、昔と変わらないように作ってる感じがする」(25歳・三重県)

織田裕二自身、自己分析が出来ていないように見えるし、世間が求めている織田裕二を演じられていない。だから見ていて滑稽に思う」(33歳・徳島県)

◆明るく元気な雰囲気が嫌い 1.0 %
※コメントなし

 なにせ御年50歳。立派な中年ですから、是非はともかくその年にしては若いと感じる向きはあることでしょう。そしてここが一番大事。かっこいいと思うかを問うと……。

◆かっこいいと思う 14.5%
「昔見てたドラマのイメージ。なんだかんだ言っても今でもかっこいいと思う。そして昔のドラマは面白かった。最近あまり見てなかったからドラマでどんな感じなのか楽しみ」(38歳・北海道)

「役者として努力していると思う。 どの役を演じても上手になりきるので『またか』感がない」(38歳・岐阜県)

◆かっこ悪いと思う 1.0%
※コメントなし

 若竹のように生えては話題をかっさらうイケメン業界のなかでは、すでに第一線クラスとはいえませんが、「昔取ったきねづか」に加え、「鉄壁のプライベート」、「変わらぬ見た目」の“三種の神器”が、織田裕二の好感度を支えているといえるでしょう。

 1991年の大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』で共演した織田と鈴木保奈美が再タッグを組んだ今回の『SUITS』は、海外ドラマのリメイク作品。ややイジワルな見方をすれば、過去の栄光にすがりながら、人のふんどしで相撲を取るという他力本願な布陣で話題になるという皮肉な話なのです。

 とはいえ再び浮上のチャンスを得た感のある織田裕二に、本当の意味で「キターーー!!」と叫べるように、今後の活躍に期待したいものですね。

<文/雛菊あんじ>