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痴情のもつれに犯罪……。
実在の人間が絡んだ恐怖体験談

 とはいえ、「本当に怖いのは人間」というのはよく聞く話です。ホントかウソかわからない心霊体験より、実際に“悪意”を持った人間のほうが、よほど恐ろしいということなのでしょう。今回集まった中でも、少なくない体験談が寄せられました。

【ゾッとする人間関係の怖い話

「送ってないメールを自分名義で友達に嫌なメールを送られていた」(35歳・広島県)

「旦那の友人が既婚者なのを黙っていて妻以外の女性を妊娠させた話」(26歳・埼玉県)

「お世話になっていた先輩に結婚報告を以前からしていたが、結婚後、道でバッタリ会った際、挨拶をしたら全く知らない人のように扱われたこと」(28歳・神奈川県)

「友達が元彼のことを憎んで藁人形を入手していた。その後どうしたかは聞けない」(38歳・北海道)

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 恋愛や友人関係がトラブルに発展して、見たくないイヤな部分を見てしまう……生きていれば誰もが体験しますが、笑えないレベルのものは勘弁してほしいですよね。さらに過激に、犯罪に巻き込まれそうになったリアルに怖い体験をした人も……!

【犯罪レベルのシャレにならない怖い話

「終電で帰った時に、最寄り駅からの帰り道で知らない男の人が私の横に車を並走させながらずっと付いて来たこと」(34歳・兵庫県)

「イタリア旅行中に、わざと人通りが多い観光地で絵画を広げて売っている人がいて、一緒に歩いていた友人が絵画を少し踏んだのを見て、しばらく追いかけてきて『弁償して買って』と怖めに言ってきたこと。そういう手口だから無視していいとツアーのガイドさんが言っていたので、スルーできたが、怖かった」(29歳・埼玉県)

「学生時代に人間関係に悩んでいるとき、地元が一緒の中高からの友人が相談に乗ってくれた。ある日、会ってゆっくり話そうと言われて待ち合わせ場所に行くと、友達がいて、少し話しをしていると黒いバンが止まった。黒いバンから出てきた人は友達の仲間で、ある宗教施設にそのまま連れて行かれ5時間近く拘束、勧誘にあった。私はその宗教には興味がなく、何度も断った。すると、勧誘の人の一人が号泣しながら『あなたは一人でも生きていけるんでしょうけど、私たちは違うんです! あなたが私たちを必要としたときいつでも相談にのります!!』と叫ばれた。とても怖かった。

 また、違う日、別の友達に久しぶりに会った。その日は友達の家に泊まる予定だった。友達がちょっと寄りたいところがあると言うのでついていくと、かなり怪しげな自己啓発セミナーの部屋だった。友達はかなりその世界にはまっていて、お金をつぎ込んでいる様子。私にも通うように勧めてきた。話だけ聞いて、私には必要ないと言って断った。とても身近で大切な友人二人が怪しい世界にはまってしまった」(36歳・宮城県)

 シャレにならないリアル恐怖体験の数々……! この手の犯罪は、あわないように気をつけていたとしても、いつなんどき、自分に降りかかるかはわからないのが恐ろしいですよね。

 その点、心霊体験も同様かもしれません。恐ろしい思いをしたいという人は少ないでしょう。願わくば、今回披露してもらった体験談を読んで背筋を冷やす程度の、穏やかな日常を送りたいものです。

<文/雛菊あんじ>