活動の場を変えた“元ジャニーズ”たち

 これに対し、Love-tuneはまだデビューには至っていなかった。では、彼らのようにジュニア時代に事務所を離れた人の現在はどうか? いくつかのケースを見てみたい。

 たとえば俳優の鮎川太陽さん(27)。

 ジャニーズ時代は、Hey! Say! JUMPの薮宏太さん、八乙女光さんらとともにユニット“Ya-Ya-yah”に所属し、『3年B組金八先生』など人気ドラマにも出演していた。現在は端正な美貌と長身を活かし、主に舞台俳優として活躍。『黒子のバスケ』『機動戦士ガンダム00』『ROSE GUNS DAYS』など、2.5次元ミュージカルを中心に出演作は引きも切らない。

 また、King & Princeの平野紫耀さんらとユニット“Kin Kan”を組んでいた金内柊真さん(22)は、美容師に転身。

 ジャニーズ時代から興味をもっていたヘアスタイリストの道を選び、現在は美容室『ALUBM 新宿店』に勤務中。ツイッターのフォロワー数13万人超を誇り、自伝『才能が無ければその分努力すればいい』(KADOKAWA刊)も発表。来春をめどに「金内さんを指名したい」というファンの要望に応えるべく、スタイリストとしての技術を磨いているという。

 Love-tuneと同じく、バンドユニット“Question?”で活躍した藤家和依さん(34)は、“ACT ONE AGE”として音楽活動を続行。

 ライブにとどまらず、ニコニコ生放送『YORI CHANNEL』を開設するなど、表現の幅を広げている。遠方者のためにインターネットサイン会をしたりとネットを活用したサービスにも慧眼(けいがん)があり、スマートでファン思いのプロモーションは厚い支持を集めている。

 彼ら以外にも、各方面で活躍する元ジュニアたちの好例は枚挙にいとまがない。

 テレビによる後押しはなくとも、時代を読み、ネットを活かし、ファンの心に寄り添うことで必ず開ける道がある。Love-tuneが行く道も、決して暗いとは言い切れないはず。

 そんな折、あべこうじさんがインスタグラムに上げた“あべ会”の写真に阿部顕嵐さんの笑顔が見られ、ファンは切なくも安堵の息をもらした。

左から6番目が阿部顕嵐さん(あべこうじさんのインスタグラムより)
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みんな、ペンライトを置かせちゃってごめんね!

 熱唱を終えた阿部さんが、満面の笑みで語った言葉がよみがえる。ペンライトがなければ、クラップで、拳で、Love-tuneを応援しよう。たとえ彼らがどの道を選んでも。


プロフィール
みきーる/ジャニヲタ・エバンジェリスト。ライター・編集者。
グループを問わずジャニーズアイドルを応援する事務所担。応援歴は25年超、3日に1度は現場参戦。著書に、『ジャニヲタあるある』(青春出版社)、『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)など。
◆Twitter @mikiru

◆オフィシャルブログ 『ジャニヲタ刑事!』