稲垣吾郎 撮影/森田晃博

この小説を読んだとき、飯田監督に僕のすべてを見透かされているような気がして、ちょっと怖かったんです。それぐらい、僕と主人公の“新開タカオ”との共通点がいっぱいありました

 そう話すのは、『週刊女性』で今週号から連載がスタートする小説『ロストマン』で主演を務める稲垣吾郎。映画『らせん』『アナザヘヴン』などで知られる映画監督・小説家の飯田譲治が稲垣をモデルに主人公を“あてがき”したという異色作だ。

 読むと、“物語の中で稲垣が動き出す”という、今までにない読書体験が味わえる!!

 通常の小説は、読者が登場人物のビジュアルやキャラクターを自分なりに想像するもの。だが、小説『ロストマン』の主演は稲垣で決まっているため、読者は稲垣をイメージしながら読み進めることができる

男だったら誰でも気持ちがわかるっていうか、それを認められるかどうかであって……。こんなこと、言っちゃっていいのかな(笑)」(稲垣、以下同)

 というのも、主人公“新開タカオ”は心療内科医で、外科医の妻がありながら、キャバクラ嬢と浮気をしているという、いわゆる“軽い男”なのだ。

完璧に清廉潔白な人って、絶対いないと思うんです。誰しもが人に言えない本当の自分を持っている。自分でも認めたくない自分というか……。そういうものだらけだから。そこがすごく共感できたんです」