1週間の始まりということで憂鬱な月曜日の夜を、スカッと元気にさせてくれるドラマ『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系)。天才的な発明家だった創業者が急逝し、倒産危機に陥った下町の町工場を、エリート銀行員から転身したひとりの企業再生家が立て直していく、累計250万部を超えるベストセラー『ハゲタカ』シリーズのスピンオフ作品を映像化したヒューマンドラマだ。

 エリート銀行員からやり手の企業再生家に転身した主人公・芝野健夫を演じるのは玉木宏。ほかにも、貫地谷しほり、戸塚純貴、福士誠治、國村隼らが出演している。

 今回の撮影で、特に男性俳優陣は親睦を深めていたようだ。

撮影の合間に戸塚さんが持ってきたけん玉がきっかけで、福士さんも、けん玉の技を披露したところ、現場でけん玉ブームが起きたんですよ。玉木さんにいたっては、マイけん玉を購入したそうですよ」(テレビ東京関係者)

玉木のスピーチに注目が集まって

 5月中旬のある夜、そんな話題のドラマ打ち上げが、最終回よりもひと足先に港区内のパーティースペースで行われていた。

抽選会では、笑い声が絶えず、終始盛り上がっていました。気になる景品は、貫地谷さんからは指紋認証ができるMacBook Air、主演の玉木さんからは、なんと『玉木賞』として、台湾3泊4日の海外旅行券が出されていました。海外旅行が好きな玉木さんらしいチョイスですよね」(打ち上げの参加者)

 その後は、打ち上げ用に作られた映像が流され、中盤になると、原作者やキャストからの挨拶へ。注目はなんといっても玉木の挨拶だった。

「まじめなまっすぐの正義感あふれる役だったので、難しかったのですが、優秀なスタッフに助けられました」

 と、彼らしいまじめな挨拶でスタート。現場ではさまざまなハプニングも起こっていたようで─。

撮影中、ADさんのひとりが突然、現場に来なくなってしまったことが何度かあったのですが、みんなが温かい現場だから結局、戻ってきてくれて。今日は笑っていられるからよかったよ

 そんなエピソードで会場の笑いも誘っていた。最後には、

最高でした! ありがとうございました!

 と、声を張り上げると、感極まったのかその目には涙が。つられて貫地谷も、目を潤ませていた。

「今回の撮影では、男性キャスト陣が一緒に集まって空き時間を過ごしていたので、すっかり仲よくなった玉木さんと戸塚さんが、一緒に打ち上げ会場から2次会会場に移動していましたよ」(前出・打ち上げの参加者)

 撮影現場の雰囲気のよさが伝わってくる宴となった。和気あいあいのこの雰囲気からすると、最終回はハッピーエンドとなる予感─。