「永遠なのか本当か、時の流れは続くのか」

 '90年に大ヒットしたTHE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』を、ラグビー日本代表メンバーや有村架純が歌いあげていく─。

 ラグビーワールドカップの日本戦の視聴率が日に日に高まっていく中、試合の合間に東芝のCMで流れる曲にも注目が集まっている。

「同社は日本代表のオフィシャルパートナーになっているので、試合のときにCMが流れているのだと思いますが、代表メンバーの歌声は普段なかなか聴くことができません。そんなこともあって、1度見ただけで印象に残っている方も多いのでは。有村さんが歌う別バージョンも非常に好評です」(スポーツ紙記者)

 ワールドカップのときだけでなく、最近、CMで使われる音楽に異変が起きている。

「米津玄師さんや乃木坂46など、最近の曲も流れているのですが、ひと昔前の曲が多く使われているんですよ。特に、'90年~'00年代前半にヒットした曲が選ばれていますね」(同・スポーツ紙記者)

「懐かしすぎ!」の声が続出したあの曲

 '01年に解散したJUDY AND MARYはCMで“復活”を遂げた。

午後の紅茶で、'95年のヒット曲『Over Drive』が流れています。ジュディマリの曲は、今年3月に放送されたカゴメ野菜生活でも'96年の『そばかす』が使われましたね」(同・スポーツ紙記者)

 クラシエでも懐かしい曲が採用されている。

「'89年にヒットした、吉川晃司さんと布袋寅泰さんのロックユニットCOMPLEXの『BE MY BABY』が流れています。川口春奈さんがシャンプーをして、踊りながら歌に合わせて口パクする姿が話題になりましたよ」(テレビ局関係者)

 ポカリスエットでは、'93年にリリースされたZARDの『揺れる想い』が。

吉田羊さんと14歳の鈴木梨央さんが母娘役で出演し、プールの掃除をしながらデュエット。もともと、この曲は'93年に同商品のCMに採用されたもので、今回は26年ぶりに復活しました」(同・テレビ局関係者)

 今年1月に流れたトヨタのカローラスポーツのCMでは、'01年にヒットしたMONGOL800の『あなたに』がユニークな形で使われた。

「出演していた菅田将暉さんと中条あやみさんが運転中に口ずさんでいましたね」(同・テレビ局関係者)

 不動産企業のリブマックスのCMでは、氷室京介の名曲が登場。

'90年の『LOVER'S DAY』が使われて、ファンが大興奮しました」(広告代理店関係者)

 10月から始まったアクエリアスのCMにも、ファンを喜ばせる曲が!

'99年にヒットしたロックバンドthe pillowsの『Funny Bunny』をUruさんがカバー。ネット上では《懐かしすぎ》という声が続出しましたよ」(同・広告代理店関係者)

 懐メロを若手の女優が歌うことも増えてきた。

「昨年12月に午後の紅茶のCMで上白石萌歌さんが、HYの『366日』を歌いました。彼女はやはり同商品のCMで'00年にリリースされたaikоさんの『カブトムシ』も熱唱し、非常に好評だったそうです」(芸能プロ関係者)