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 SNS開設が発表された11月3日、嵐が中国版ツイッターのWeibоで、中国語で投稿すると、中国のファンから喜びの声があがった。朗報はこれだけではない。

「11月10日と11日にはジャカルタ、シンガポール、バンコク、台北のアジア4都市で会見を行いました。そして、来年の春には北京でコンサートを行うことも発表されたんです」(スポーツ紙記者)

 嵐はアジア圏でも高い人気を誇っているため、来春の公演も大規模な会場で行われるという。

'08年の北京オリンピックの開会式などが行われた『北京国家体育場』で行われるのではないかといわれています。通常8万人の収容人数ですが、オリンピックの際は9万1000人を収容しました。多くの観客が訪れることを想定して、中国で最大のスタジアムが用意されたのでしょう」(同・スポーツ紙記者)

中国との“強いパイプ”

 ジャニーズ事務所は、彼らの北京公演を皮切りに、所属タレントを本格的に中国進出させようとしている。

特に、Kis-My-Ft2を推していこうと考えているそうです。キスマイは今年11月30日に台湾で行われる『ASIA FASION AWARD 2019 in TAIPEI』にも出演します。彼らがメインで出演するのは今回が初めて。このイベントを足がかりにして、現地での仕事を増やそうとしているようです」(芸能プロ関係者)

 '11年にデビューしたキスマイは、国内では音楽活動に加えて、俳優業やバラエティーなど幅広い分野で活躍しているが、中国での公演実績はなく、現地での知名度はそれほど高くない。なぜ、彼らを“中国の顔”にしようとしているのだろうか。

昨年は年間ライブ総動員数が70万人を記録し、今年は2年連続で5大ドームツアーを行うなど、安定した人気があります。また、デビューから1人も脱退することなく、7人体制をしっかり確立しています」(同・芸能プロ関係者)

 さらに、こんな理由も。

彼らの所属レーベルであるエイベックスが中国に強いパイプを持っているんです。今年8月には、中国の大手音楽配信会社と組んで、3万曲の楽曲を現地で提供する契約を結ぶなど、中国での音楽事業に力を入れていますよ。キスマイの後輩であるジャニーズJr.のSnow Man(スノーマン)も所属しているのですが、彼らも来年の春にアジアツアーを開催することが決まっています」(レコード会社関係者)

 所属するレコード会社が現地での音楽活動に力を入れていることに加えて、先輩たちがアジア進出の道を切り開いてきたことも大きい。

嵐は'06年に台湾の台北と韓国のソウルで、'08年には上海も加えてアジアツアーを開催しました。さらに、'11年にはSMAPが北京で公演を行いました。嵐とSMAPの曲を聴いたことがきっかけで日本語を勉強するようになった人も多いんだとか」(同・レコード会社関係者)

 キスマイが中国で、“この時代のチャンピオン”になる日もそう遠くない!?