自身にとっての“人生の岐路”

 共演には若手からベテランまで、実力派俳優が集結。園長役は、同じく福岡県出身の武田鉄矢が演じており、

「あるシーンで武田さんが僕にアドリブのパスをくれたんです。それを返したときに“よくついてきてくれたね”って言ってもらえたのがうれしかったです」

 と撮影を振り返る。少年らしさと大人っぽさ、両方を持ち合わせる23歳。“人生の岐路に立つ若者”を描いた作品ということで、自身にとっての“人生の岐路”について聞いてみると、

「僕が所属している事務所のスクールが全国にあって。その福岡校の全国特待生オーディションに、友達から誘われて受けに行ったことですね。

 やんわりとですが、当時はいつか俳優になりたいと思っていたんです。もし合格していなかったら、今の僕はないですから」

佐藤寛太 撮影/佐藤靖彦
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 俳優になる夢を叶えた今。現在のさらなる夢は?

海外の作品に出たいです。国内の作品でも、グサッと人の心に刺さる作品に出たい。と、言っていても叶うものじゃないので(笑)。来た仕事をきちんとこなして、求められる役者になれるように頑張ります

博多弁はかわいい or かわいくない!?

 「かわいいとか、考えたこともなかった……! 僕自身、標準語より博多弁のほうが長いので、標準語を話されることくらい何とも思わないです(笑)。今回の作品はセリフも博多弁だったので、すごくセリフが入ってきやすくて。自分の気持ちもいつも以上にストレートに出せたと思います」

映画『いのちスケッチ』11月15日(金)全国公開
夢をあきらめ、故郷・福岡に帰ってきた田中亮太(佐藤寛太)。ひょんなことから動物園飼育員として働くこととなるが、たくさんの人と出会い、動物の命と向き合うことで、気持ちに変化が表れ─。

●PROFILE●
さとう・かんた '96年、福岡県出身。'15年に劇団EXILEに加入。翌年『イタズラなKiss』シリーズで初主演を務めたほか、『HiGH&LOW』シリーズ、『今日も嫌がらせ弁当』など数々の映画やドラマで活躍。来年1月には、劇団EXILE全メンバー出演の舞台『勇者のために鐘は鳴る』が上演。