女優の沢尻エリカ(33)が、合成麻薬MDMAを所持していたとして、麻薬取締法違反の容疑で逮捕された事件。沢尻容疑者は警視庁の取り調べに対し、10年以上前から複数の違法薬物を使用していたことを認めているという。

「自宅で見つかったMDMAも自身のものと認め、さらに10年以上前から大麻やMDMA、コカイン、LSDを使用していたことも認めています。また、“有名人が薬物事件で逮捕されるたびに、私も危ないんじゃないかと注意していました”などと供述しており、長期間、常習的に薬物を使用していた疑いが濃厚になっています」(スポーツ紙記者)

『麒麟がくる』が終わったら結婚・子ども・一戸建て

沢尻エリカの集大成をここで」と涙ぐみながら初の大河ドラマ出演の意気込みを語っていた彼女が、なぜ容疑者になってしまったのか。

「NHK大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が決まってからは、いつも上機嫌でした。6月にクランクインしてからも、主演の長谷川(博己)さんにさりげなく話しかけては笑わせたり、スタッフ全員に言葉をかけたりと、ムードメーカー的存在でした」(NHK関係者)

 一部週刊誌も、「大河ドラマに集中するために恋人との別れを選んだ」と報じ、文字通り女優・沢尻エリカのすべてを捧げる覚悟だったはずだった。

 その一方で、「“大河ドラマの撮影が終わったら結婚して、子どもが欲しい。大きな庭付きの一戸建てで、みんなで暮らすのが夢なの”と、親しい関係者に打ち明けていたそうです」(女性誌記者)

「恋人のデザイナーA氏とは、沢尻自身も“腐れ縁”と言っているように、別れては復縁して、の繰り返し。でも、そのぶん、離れがたい関係になったのでしょう、“結婚するなら彼しかいない”と話していたそうです」(同前)

 別のスポーツ紙記者も、

「A氏との結婚に向けて、庭付き一戸建ての物件を実際に探し始めていたといいます。早ければ大河ドラマの放送が始まる直前か、あるいはクランクアップのタイミングでは? なんて、具体的なスケジュールまでささやかれていました」

 所属事務所は素行に気をつけるよう沢尻に言い聞かせていたようで、

「とにかく“大河ドラマの最中にいろいろ問題になっては困る”と、事務所関係者はA氏との結婚のみならず、日ごろの言動においても気を引き締めておくよう彼女に伝えていたのですが、それが逆効果になってしまったのか……」(同)

 将来のマイホームを夢見る一方で、「私も危ないんじゃないか──」という恐怖を抱きながも、逮捕されるまで使い続けてしまうのが、薬物の本当の恐ろしさだ。

(取材・文/小窪 誠子)