青天の霹靂と言える、突然の発表だった─。2月21日、中居正広が3月いっぱいで30年以上、在籍していたジャニーズ事務所を退所すると発表した。

「テレビ朝日内で行われた会見では、退所に至った理由や今後の活動について中居さん本人から語られました。現在出演中の5本あるレギュラー番組などは、退所後の4月以降も継続するそうです」(スポーツ紙記者)

 '16年の大みそかにSMAPが解散して以降、何度も取りざたされてきた中居の去就。どのような流れで退所に至ったのだろうか。

「中居さんは毎年6月が契約更新の時期なのですが、昨年の6月には契約を更新しない意向を示し、ジャニーズ側も了承したそうです。本来であれば、その3か月後の昨年9月で事務所との契約が切れていたので、どのタイミングで退所の発表をしても問題ありませんでした。ただ、昨年7月に“恩師”であるジャニー喜多川さんが亡くなったこともあり、発表が先送りになったそうです」(同・スポーツ紙記者)

新しい地図に合流するか否か

 独立ではあるものの、ジャニーズとは“業務提携”という形で、今後も関係は継続しながら活動していくそう。

中居クンは契約更新を見送った後、取引先との混乱を避けるために新たなCMやレギュラー番組は持たず、退所発表の時期を見計らっていました。円満退所だったようで、4月以降は彼が作る個人事務所とジャニーズが提携を結んで仕事を請け負います。会社名は『のんびりな会』。現時点で、マネージャーやスタッフもいないそうで、退社するまでに見つけると本人は話しています」(テレビ局関係者)

 業務提携というのは、先日復帰を果たした『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮が、相方の淳が設立した個人事務所に所属し、吉本興業とエージェント契約を交わして仕事をする形と同様だとみられる。

 中居の退所で気になるのは、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の『新しい地図』に合流するか否かだが……。

以前から、ジャニーズを離れて『地図』が所属する事務所『CULEN』に入ると報じられていましたが、今後、3人との合流はないと思いますよ。

 アーティスト活動ならともかく、テレビを主戦場としている彼にとって『CULEN』に入ったとしたら収入が減ってしまう可能性がありますから。ただし、中居クンは『地図』との共演を熱望しています。それも独立することで、バラエティー番組での共演は以前よりもしやすくなるでしょうから、わざわざ『CULEN』に入る必要はないんです」(芸能プロ幹部)

 しかし、『地図』との共演以外にも「退所を決断した理由は、ほかにもいくつかあるのでは」と、この芸能プロ幹部が続ける。