45歳で子宮全摘の手術を受け、涙

 兵庫県芦屋市の出身。カイロ大学在学中に年上の日本人留学生と結婚したものの数年で離婚。テレビ東京の『WBS(ワールドビジネスサテライト)』で初代キャスターを務め、知名度を生かして国会議員に。環境大臣のときに「クールビズ」を提唱し、女性初の防衛大臣を務めた。2016年の都知事選では自民党都連と大バトルした。

小泉内閣の環境大臣時代は「クール・ビズ」の旗振り役を務めた
小泉内閣の環境大臣時代は「クール・ビズ」の旗振り役を務めた
【写真】小泉内閣で環境大臣を務めていたころの小池都知事

 しかし……。

「男勝りといわれるけれども、柔らかい女性という印象しかない」

 と本誌のベテラン男性記者は振り返る。

 1998年5月、衆院議員だった小池知事(当時45)は子宮筋腫のため子宮全摘の手術を受けた。退院後、『週刊女性』のインタビュー取材に対し、手術直前まで子宮を切り取らない方法を模索したことなどを打ち明けてくれた。

「相当ショックを受けている様子でした。闘病生活をたどった後、手術後の心境について“子どもを産める年ではないけれども、もう、女じゃなくなったのが悲しい”と言って涙をポロポロこぼしたんです。どう慰めればいいかわかりませんでした」(同記者)

 おしゃれなマスクの下の“勇ましい顔”のそのまた下には、悲しい記憶が刻まれている。