Q.きよしくんもスーパーマーケットに行きますか?
 
 もちろん! 3日に1回はスーパーに行きますね。変装? しませんよ(笑)。マスクだけはしています。安くて品物が新鮮なスーパーに行くと、本当にテンション上がります(笑)。

 見切り品を買うのも好きですね。レタスとかがしなびていても、家で水につけてあげると、見事に復活するんですよね。そういうのが好きです。

Q.高齢のペットと暮らすアドバイスをお願いします!

 (ミニチュアダックスフントの)ココアはもう高齢ですから。今年で15歳。目が見えないこともあり、はっきり言って大変です。休みのときは、朝から散歩。斜めがけの犬用キャリーバッグに入れて。もちろんミルク(8歳)もいますから、自分ひとりで散歩させるとなると荷物が多くて、もう肝っ玉母ちゃんみたいになってます(笑)。
 
 ごはんもちゃんとしたものをあげたい。最近は無添加の缶詰とかですね。DHAなどの栄養食もいっぱい入れてあげています。検診には頻繁に行くんですが、ココアの内臓はすごく健康みたいで、びっくりされますね。家族だから大事にしないとね。長生きさせることが目標です。

Q.10年後の自分を想像すると? 

 若い人たちといるんじゃないかな、と思いますね。若い人たちって時の流れに敏感ですから。そのときの時代の最先端を感じながら、新しい感覚や知識もどんどん取り入れていきたい。イケイケな52歳でいたいなと思いますね。

Q.きよしくんは今、幸せですか? 

 幸せですね。音楽をやっていることが幸せですし。6月9日発売の新アルバムに収録される『Never give up』で、お恥ずかしいんですが、初めて作詞に挑戦しています。作曲は『悲しい色やね』の上田正樹さん。作詞しているときも楽しいなって思うんですよ。 
 
 自分の今の思い、そのままの気持ちをストレートに伝えることが大事なんだと思います。自分の人生をどう伝え、何を伝えて人の心を動かすか。自分はあくまでも励ましを送るために歌っているので。“自分も負けないから、みんなも負けないで”という気持ちは、たくさん発信したいです。

初のポップスアルバム、6月9日発売! 

 現在、制作が進行しているのは、6月9日発売の新アルバム『パピヨン│ボヘミアン・ラプソディー』。ロック、バラード……などオリジナル満載。“氷川きよし”初のポップスアルバムとなる。
 
「今回、かなりぶっ飛んでいるアルバムなんです。衣装もジャケ写もPVも」

 自信満々に、そして、どこかいたずらっ子のように笑う。

「変に遠慮して中途半端にやるより、思いっきりやろうと思って。人が思っているイメージと違うことをやりたいんです」

 6月26日には、ポップスコンサートも予定されている。サナギから蝶へ。もうすぐ、新たなきよしくんがはばたく……。

撮影/廣瀬靖士
スタイリング/伊藤典子(hoop)
ヘアメイク/遠山雄也(RELAXX)
衣装協力/LIM HODGES/三喜商事