周囲では、夫のほうが子ども好きで、容疑者は付き合わされているようにも見える人も多かったが……。

「妻のほうに何か下心があったのかもしれません。子どもたちの話によれば、“男の子が泊まるとき、奥さんがよくその子の布団に入ってきた”と言っていました」(同・母親)

性癖ではなく幼児性の犯行か

 今回の犯罪容疑に結びつく証言だが、少年以外の性的嗜好もあることをうかがわせる話を母親が続ける。

「少し前に、もう高校生になったうちの娘に容疑者のインスタグラムからメッセージが送られてきて、“可愛くなってるみたいだね。今度、うちに遊びにおいでよ”と、お誘いがあったそうです。娘は“気持ち悪い”と言ってブロックしたようですが……」

 少女まで毒牙にかけようとしていた可能性があり、ゾッとするようなやりとりだ。

 妻の不貞で揉めたことがあるとも報じられた夫だが、事件から数日後、前出とは別の宗教団体の集まりに参加していたようだ。

「70代の派手な衣装を着た白髪の男性と、やはり派手な70代の女性と一緒でした。妻が逮捕されてすぐなのに、ヘラヘラした表情を浮かべていたので、何を考えているんだと思いました」(地元男性)

 そんな容疑者と夫について、次のように分析するのは、新潟青陵大学大学院の碓井真史教授(犯罪心理学)。

「“いい年”といわれる大人が、社会的な常識や心構えが欠如していて、親やきょうだい、友人から孤立したカップル間で起きた事件だと思います」

 犯行の稚拙さから考えると、真帆容疑者が病的な小児性愛者ではないと、碓井教授は見る。

「小児性愛の犯罪の場合、お金で口止めするとか、豊富な知識を披露して相手に尊敬の念を抱かせるなどして、犯行が露見しないようにするものです。しかし、今回はそういった行為はないようです。容疑者の性癖というより、幼児性から起きた事件ではないでしょうか」

 横浜に建てた真新しい3階建ての容疑者宅は、事件後も夜には明かりがともるが、そこに家族の姿はない。

逮捕時に子どもは児童相談所に預けられたようです。子どもにはまったく罪がないので、本当にかわいそうですよ」(近所の男性)

 今後、容疑者は近所の子どもはもちろん、自分の子どもに会うことも難しくなるかもしれない……。