お墓を訪れる豪華ゲスト

 生前、多くのスターを輩出し、芸能界に大きな影響を与えた名プロデューサーは、意外にも静かな場所で眠っている。

「昨年の11月ごろに、和歌山県の北部に位置する高野山の墓に納骨されました。東京から約450キロも離れていて、緑豊かで閑静な場所にあります。都内だと、お墓参りの際に列ができて周りに迷惑をかけるかもしれないという気遣いもあったのでは。また生前、彼は裏方に徹していたので、遺族がその考えを引き継いだのだと思います」(寺院関係者)

 ジャニーさんと高野山は縁が深い。

「彼のお父さんが真言宗の僧侶だったのですが、高野山の寺院で出家したんです。そのため、父親のお墓も高野山にあります。ジャニーさんのお墓は普通のものとは違って、1億円くらいかけてつくっていますよ」(同・寺院関係者)

 東京からはかなり遠いが、やはり“あの人”は、はるばる足を運んでいた。

ジャニーさんのお墓には、常に花が供えられている
ジャニーさんのお墓には、常に花が供えられている
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滝沢秀明さんは何回も来ていますね。今年の2月ごろには、V6の三宅健さんと2人で来ていたそうです。その日はかなり雪が降っていたので、東京から電車で6時間以上かけて来たみたいですよ。普段は車で来るので、気づかれることはないのですが、そのときは電車で彼らを見た人がいたので、住民の間で噂になっていました」(地元住民)

 恩師の前で手を合わせるだけでなく、こんなことも。

お墓参りをした後、高野山の宿坊『普賢院』で食事をして、住職と世間話をしていたそうです。そのお寺が、昔、ジャニーさんのお父さんが出家したところなので、故人との思い出が深い場所に立ち寄って、住職にきちんと挨拶したかったのかもしれませんね」(同・地元住民)

 お墓参りに来たのは、ジャニーズタレントだけではなかった。

元たのきんトリオの野村義男さんや千原ジュニアさんも来たそうです。ジュニアさんは仕事で近くに来たらしく、“せっかくだからお参りしたい”と言って、わざわざ寄ってくれたみたいですよ」(同・地元住民)

 一周忌となる7月は、さぞ多くの人が訪れると思いきや……。

「昨年から今年の初めくらいまではたくさんの人が来ていました。中には、ジャニーズのファンらしき女性が来たことも。でも、3月以降はコロナの影響で全然来ていません。来たい人はたくさんいると思うんですけどね……」(別の地元住民)