解散しなかった理由

「いっそ解散」という選択肢はなかったという。

松岡「やはり“名前”ですね。先代の社長、ジャニーさんからもらった名前である『TOKIO』を、どうしてもなくすことができなかった

 もし先代社長が生きていたら、相談したでしょうけど。'19年7月9日に亡くなって、1年がたち、やはり先代社長からもらった名前の重さを感じまして。そこは3人の気持ちが一緒だった。そこで会社を作ろうと思いまして、株式会社TOKIOにしました。先代のお墓は、ちょっと遠いので、まだ行けていませんが、個々で報告はしています」

 TOKIOはグループとして、'16年から『東京オリンピック・パラリンピック』の『フラッグツアー』スペシャルアンバサダーに就任している。

松岡「東京都からいただいているお仕事ですから、TOKIOは3人になりますが、それでもやらせていただけるとしたら、われわれはありがたく引き受けさせていただきます

 TOKIOが現在、抱えているレギュラー番組は2つ。日本テレビ系『鉄腕ダッシュ!!』とフジテレビ系『TOKIOカケル』がある。

城島「継続できるなら、お願いしたいという意向は伝えています

松岡「先方様の意見があってなので、アンバサダーの件と同じで、2つのテレビ局さんが判断されて、われわれはやらせていただけるなら、やりたいと思っています」

TOKIO4人でのラストステージは?

 TOKIOとして、最後に4人でステージに立つコンサートはないのか?

松岡「今のところ、やりません。TOKIOとしての音楽作品も出す予定はありません。ファンに残念な思いをさせて、自分たちの悲しさと苦しさもあるのですが、'21年3月31日までは4人で活動しますし、解散とも言わないし、解散するつもりもない

 4人でコンサートをやって、何か“お祭りの後”のような空気になるぐらいなら、これから発射台に立つところを見てほしい。そういったことを、これから時間をかけて、ファンには説明をしていかなければいけないと思っています