今年4月に27年間在籍した芸能事務所・オスカープロモーションから独立した米倉涼子(45)が、今秋放送予定のドラマスペシャル『ドクターY~外科医・加地秀樹~』(テレビ朝日系)に出演するという。同作は勝村政信(57)が演じる加地秀樹を主人公に据えた、人気シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』のスピンオフシリーズで、今作が第5弾となる。加地は、“腹腔鏡の魔術師”との異名を持つほど腕は確かなのに、金に汚いキャラクターとして登場する。

「米倉をはじめ岸部一徳、内田有紀ら主要キャストが出演し、すでに撮影も行われているそうです。独立後の米倉の初仕事に注目が集まっていましたが、やはり気心が知れた仲間とのドラマを選んだということですね」(スポーツ紙記者)

勝村の“炎上騒動”に対し米倉の反応は

 一部では、本来はドクターX』の制作が予定されていたものの、米倉が首を縦に振らなかったためにスピンオフになった、ともささやかれているという。

「テレ朝は本家の『ドクターX』でいきたかったのですが、米倉の意向で叶(かな)わず。それでも、スピンオフの出演は快諾したといいますから、スタッフもホッとしているそうです。実際、撮影が始まると米倉からは“ドクターXもやりたいね”といった発言も出ており、続編の可能性は大いにありそうです」(同前)

 だが、そんな人気ドラマの前途に水を差しかねない炎上騒動が起きているのだという。7月18日に急逝した三浦春馬さんに向け、勝村が書いた寄せ書きの内容がネット上で炎上し、バッシングを受ける事態になっているのだ。

「勝村と三浦さんは昨年に舞台『罪と罰』で共演しましたが、そのときのメンバーで追悼会を開いた様子が8月17日、ツイッターに投稿されました。投稿したのは会場となったレストランの関係者だそうで、アップされた画像には三浦さんの写真が貼られた寄せ書きを囲み、複数の男女が写っています。そのほとんどが笑顔で、なかにはピースサインをしている人も。もちろん、勝村もニッコリとして写っていました」(WEBライター)

 事態はこれにとどまらず、その寄せ書きに記された勝村の言葉が火に油を注ぐことになった。

「勝村は三浦さんの顔写真の横に太いマジックで《でかちんくんへ 愛してるよ 永遠に》と、サイン入りで綴(つづ)っているんです。そのうえ三浦さんの首元には、小さくハートマークのようなものが書かれていました。ネット上では《どういう神経してるの?》《勝村の人間性を疑う》《勝村政信さんに聞きたい、お葬式でピースをして写真撮りますか? 故人へのメッセージに“でかちんくん”へと書きますか?》《勝村が出てるドラマなんて絶対見ない》といった非難の声が相次いでいました」(同前)

 一方「寄せ書きは舞台の打ち上げのときに書かれたのでは?」という声もあるが、色紙の隅を見ると《2020 7 31》と日付けが入っている。

「いずれにしても、三浦さんが亡くなって1か月も経たないうちに、こうした寄せ書きを公開するべきなのかは疑問です。また、仮に“笑顔で三浦さんを送りたい”という気持ちで集まったのだとしても、あの内容では無神経で不謹慎、とバッシングされても仕方がないでしょう。おまけに『ドクターY』の放送が発表された日に、この炎上騒動ですからね。テレ朝としても、バッシングが今後も収まらないようなら、何らかの対策を講じなければならないでしょう。

 ただ、もっとも危惧されるのは米倉が今後、勝村の出演に対してどんな対応をするか、ですよね。“もう『ドクターX』はやらない”なんて言われるのだけは避けたいですし、それを防ぐためなら勝村を降板させるということも、ないとは限りません」(ワイドショースタッフ)

 視聴率女王のひとり・米倉の独立後初ドラマに、今回の炎上が悪影響を及ぼすことにならなければいいのだが……。

(取材・文/小窪 誠子)