ジャック・バウアーは強面ではない!?

 日本版は、米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生するシーズン1を基に、日本初の女性総理誕生までを描く。唐沢演じる日本版ジャックの獅堂現馬(しどう・げんば)は、女性総理候補暗殺計画の阻止と、誘拐された娘を救出するためにぎりぎりの攻防を繰り広げる。

ジャックは強面、暴れん坊のイメージでとらえている人も多いと思うけど、普通の人が(苦境に)巻き込まれてルールを破らざるをえなくなる。現馬も家族を愛し、仕事にもまじめ、人の本質が見えるように演じたいと思います」

 テレビ朝日開局60周年記念の冠がつき、2クール放送(24回)の連ドラには、注目と期待も高まっている。

 

“現馬、24時間現場に出る”

 ジャックのキャッチフレーズは“24時間闘い続ける男”。日本版について唐沢は「現馬、24時間現場に出る」と即答、語呂合わせに大ウケ!

終活には早いけど……

 役者41年目の唐沢。今後について茶目っ気ある野望? を教えてくれた。

「死んだときにお別れ会をやって、1センチくらいのちっちゃい俺の遺影を飾るの。でも、みんな老眼だからよく見えない。表情とか見たいけど、見えないと見たくなるのが心情でしょ。そこで“その写真を引き伸ばした写真がこちらです”と案内され、実は全身の写真が飾ってある。全身写真だから(小さくしたら)顔の表情がわかるわけない。ネタバレしたら“ざまぁみろ”と俺のコメントが書いてある。それ、やってみたいね。写真は、どこかの俳優さんみたいに脚を長く加工してあるの(笑)」

「銃アクションにウソっぽさや不自然さを感じさせないようにしたい」と唐沢 (C)2020TwentiethCenturyFoxFilmCorporation.AllRightsReserved.
「銃アクションにウソっぽさや不自然さを感じさせないようにしたい」と唐沢 (C)2020TwentiethCenturyFoxFilmCorporation.AllRightsReserved.

テレビ朝日開局60周年記念
連続ドラマ『24 JAPAN』

出演:唐沢寿明、仲間由紀恵、栗山千明、池内博之、桜田ひより、佐野史郎、筒井道隆、木村多江ほか