「2016年に結成し、主に嵐のバックダンサーなどを務めてきた『宇宙Six』が解散しました。“タッキー”こと滝沢秀明氏がジャニーズの副社長に就任してからは、Jr.を含めた所属タレントにコンプライアンス講習を行っていたといいますが、300名以上とも言われるJr.だけに、管理職として“部下”全員に目を配ることは難しかったのでは?」(スポーツ紙デスク)

 10月2日、ジャニーズJr.内のユニット『宇宙Six』に所属していた山本亮太が、無許可営業の違法スロット店舗、いわゆる“闇スロット”に出入りする様子を『文春オンライン』が報じた。記事では、女性“同伴”で同店を訪れて、違法賭博で稼いだのか、お金の束を手にする山本の写真も掲載されていた。

「ジャニーズは、すぐに山本から聞き取りをして、本人も賭博行為を認めたとのことです。彼は小学生からJr.として活動してきたベテランで、よく知る間柄だったタッキーも残留させる道はないかと模索したと言います。

 昨年9月には、同じくJr.ユニット『HiHi Jets』の橋本涼と作間龍斗が女性とのプライベート写真を流出させた際には、約3か月の活動自粛で済ませましたからね。ですが、今回は明らかな違法行為。タッキーも“かばいきれなかった”と、契約解除は苦渋の決断だったそう。

 しかし、もともとタレント活動に熱心だった山本が“道を踏み外してしまった”のは、他ならぬタッキーの“指導力・マネジメント力”の不足という声も聞こえてくるのです」(芸能プロ関係者)

タッキーのゴリ押しグループの“犠牲”に

 ジャニー喜多川さんが名付けた通り、結成当初は6人組で活動をスタートさせた『宇宙Six』。このときすでに26歳と、Jr.として崖っぷちに立っていた山本にとってまさに勝負をかけたグループだった。

 しかし、2018年、山本と同時期に入所して苦楽を共にしたメンバーの林翔太が脱退。今年6月に一般女性と結婚してJr.からも卒業した林は、ソロとして舞台を中心にひとり立ちしている。そしてグループを揺るがす“事件”が起きた。

 2019年8月8日に開催された、Jr.が一同に集結した『ジャニーズJr.8.8祭り〜東京ドームから始まる〜』でのことだった。

「会場で見守る5万5000人と、ライブ生配信を視聴するファンの前で、『宇宙Six』のエースだった目黒蓮の『Snow Man』への完全移籍、デビューすることが発表されたのです。Snow Manこそタッキーがゴリ押しするグループで、山本らはその“犠牲”になってしまった形です。ドーム内は歓声と悲鳴に包まれました」(レコード会社関係者)