国民的なマンガとなったことで、さまざまな関連グッズも発売されている。

「オリジナルのキャラクターグッズにとどまらず、多くの企業タイアップが生まれています。大手コンビニチェーンの『ローソン』では鬼滅キャンペーンを実施したところ、対象商品の弁当やおにぎりのほか、関連グッズは10日間で累計1000万個以上売れたそうです。飲料メーカーの『ダイドードリンコ』は、全28種のコラボ缶コーヒーが開始約3週間で累計販売本数5000万本を突破し、コーヒー飲料全体の販売本数は、昨年同月比149・5%。そのほかに、あらゆるジャンルでコラボが行われています」(経済ライター)

 経済にも影響を与えるほどの人気なのだから、次に期待されるのは実写化だ。水面下では、すでにプロジェクトが動き出している。

主人公にはあの“実写化”俳優

集客が落ち込んでいた映画館にとって待望のヒット作。館内で販売しているグッズの売れ行きも好調
集客が落ち込んでいた映画館にとって待望のヒット作。館内で販売しているグッズの売れ行きも好調
【写真】実写版の豪華“キャスト”と、芸能人の本気すぎる鬼滅コス

「配給はアニメと同じ東宝になると聞いています。キャスティングも着々と進められていますよ。製作チーム内で回覧されている候補では、主人公の炭治郎役は、山崎賢人さんか神木隆之介さん。どちらも炭治郎らしい優しくてまっすぐなイメージを持つ好青年ですね。禰豆子役は橋本環奈さん。“1000年に1人の逸材”と言われる可愛らしさは、禰豆子にぴったりです」(映画配給会社関係者)

 物語最大の敵も、これ以上ない配役だ。

「鬼舞辻無惨役はGACKTさんで考えられています。2019年に公開された『翔んで埼玉』でも現実離れした存在感で話題になりました。端正でクールな顔立ちは無惨そのものですよ」(同・映画配給会社関係者)

 炭治郎の仲間たちも、今をときめく人気俳優たちの名前があがっている。

善逸役はKing & Princeの平野紫耀さん。母性本能をくすぐるところはマッチしていますね。伊之助役は吉沢亮さん。野性味あふれる性格ながら端正な顔立ちという設定ですから、こちらもぴったりです」(同・映画配給会社関係者)

 豪華なキャスト候補はまだまだいる。

冨岡義勇は佐藤健さん。彼は『るろうに剣心』で主人公を務めましたね。ほかにも胡蝶しのぶ役は石原さとみさん。不死川実弥役は菅田将暉さん、また、炭治郎の父親・炭十郎役は福山雅治さんなどが候補にあがっています」(同・映画配給会社関係者)

 コラムニストのペリー荻野さんは、このキャスティングに太鼓判を押す。

原作は刀を用いたアクションや、戦いの合間にあるキャラクター同士の掛け合いも持ち味ですから高い演技力が求められます。その中でキャラクター性にマッチした俳優を選べているといって過言ではないでしょう。

 いずれも主演クラスなので、実現すればみんなで楽しめる作品になるんじゃないでしょうか」

 夢のような企画だが、公開はいつごろになるのだろう。