二宮和也さんが主演した映画『浅田家!』が、ポーランドで開催された『ワルシャワ国際映画祭』で邦画初の最優秀アジア映画賞を受賞。コロナ禍で公開延期を余儀なくされましたが、最終的な興行収入は10億円を突破すると思います」(映画ライター)

 写真家・浅田政志さんが、自身の家族を被写体にした写真集を原案とした感動作。ニノは浅田さん役を熱演した。

 週刊女性も10月27日号で、映画の撮影地のフィーバーぶりや、地元広報誌にかつてない反響があったことを報じた。

 年内で『嵐』は活動休止するものの、確かな演技力を持つニノは、これからも役者としてのオファーは絶えないはず。今回の映画でも、かなり気合が入っていたようだ。

中野量太監督からの出演オファーは“多忙でも断らない”と決めていたそうで、台本も読まずに二つ返事だったとか。二宮クンは役作りの一環で、主人公のモデルとなった浅田さんのようなヒゲを生やそうとしたのですが、うまく生えずに結局“つけヒゲ”になりました(笑)。二宮クンはこの映画を気に入っていて、積極的に宣伝プランを提案してくれていましたよ」(『浅田家!』のスタッフ)

家族話はしないほうがいい

 ただ、“前のめり”だったニノに対して、スタッフ陣からは困惑の声が……。

映画のプロモーションとして行われたイベントの際、二宮さんは“トークのテーマは写真にしたい”という主張が強く、この作品の主軸である“家族の話”にはまったく触れなかったんです。もちろん、主人公は写真家なので問題はないのですが、プロモーションとしては、二宮さん自身の家族についても話してほしかったのが本音です……」(映画会社関係者)

 確かに、ニノは昨年11月に一般女性のAさんと結婚した一家の大黒柱。製作側としては、ニノの家族話も宣伝材料にしたかっただろうが、事情はそう簡単ではなく─。

劇中で二宮クンは、黒木華さんが演じる幼なじみの女性と結婚するのですが、一部のファンから“Aさんとの結婚がチラつくから見たくない”という声が上がっていたんです。結婚してから1年が経過したとはいえ、グループ活動休止前だったので、ファンは今でもモヤモヤを抱えているみたいです。二宮クンとしても“家族話はしないほうがいい”と考えているようで、周囲も“二宮家はどうですか?”などと聞けない雰囲気になったのです」(前出・『浅田家!』スタッフ)

 ただ、来年からは自分のペースで家族と向き合えそうだ。

「来年1月からは嵐としての活動がなくなるため、役者仕事がメイン。人気役者といえど、自分の裁量で仕事をセーブすることもできるので、やっと家族との時間に重きを置くことができるのではないでしょうか」(芸能レポーター)

 これからは“ニノ家”の写真もたくさん撮るよね!