“お色気系”ドッキリだと、大川栄策がテッパンだった。

「女性の胸ポロリを見てニヤニヤする大川さんの顔を何度見たことか(笑)。ほかにも美女がいきなり男性タレントに“子どもができたんですけど”と言うドッキリもありましたね」(成田さん)

 '00年代には『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、一般人のカップルが登場する“ハニートラップ”ものも。

ロンドンブーツ1号2号(左から田村淳、田村亮)
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「彼女の目の前で彼氏の浮気を暴くドッキリなんですが、今ならネットに情報が一生残ってしまう。ネットがそこまで普及していない、ギリギリの時代だったと言えるでしょうね」(木村さん)

徹底的にこだわるドッキリへの熱量

 成田さんがビジュアルのインパクトが圧倒的だった仕掛けとして挙げたのが’70年代から放送の『元祖どっきりカメラ』(日本テレビ系)。ハメられたのは、所ジョージだ。

「所さんが路上に駐車してその場を立ち去るけど、戻ってくると、彼の車がつぶれてキューブ状になっているんです(笑)」

 完全に圧縮されて、四角い鉄の塊と化した愛車をボウ然と見つめる所。

「驚きすぎて“え、え……”ぐらいのリアクションしかしてない。すると、急に所さんの車が背後から走ってきて、別の車にドンとぶつかる。そのぶつけられた車から怖い人たちが出てきて“何しとんじゃい!”と。

 “お前の車だろ!”と問われた所さんは“僕のだけど違います”ってよくわからない返しをしていました(笑)」(成田さん、以下同)

 成田さんは、制作サイドの徹底したこだわりを感じたという。

「つぶれた車は所さんの愛車と同じ車種なのはもちろん、彼が特注していたハンドルもつけられていました。だから彼も“ホントにオレのだ!”と思い込んでしまい、ダマされたんだと思います。お金のかけ方もですが、細部まで手を抜かない制作サイドの熱量はスゴイですよね」