昼間と夜間の冷え対策に足湯・湯たんぽ編

 就寝時に湯たんぽを足元に入れておくと、身体や細胞の新陳代謝がより活発に。1日ごとに元気になるのを実感!

 例えば昼間に冷えを感じたり、頭痛や腹痛などの体調不良があったら即、取り入れたいのが足湯だ。

足湯は半身浴と同じくらい身体を温める効果があります足先から全身を温めることで、生理痛・下痢などの症状も緩和してくれます

 バケツに足首がつかる程度までお湯をはり30分ほど足をつけると、額にジンワリと汗が出てくるのだという。こちらもお湯から出たら、しっかりとふいて、すぐに靴下を重ねばきするようにしたい。

 さらに進藤さんが365日、真夏でも実行しているというのが湯たんぽだ。

「寝るときはかならず湯たんぽを足元に入れて寝ます。なぜなら就寝時は、身体の“毒出し”が盛んになるからです」

 睡眠中は成長ホルモンなどの細胞修復ホルモンが分泌され、細胞が再生、修復される時間。このとき、身体を冷やさずにしっかりと温めてやることで、排出作用をより促すことができるのだ。

「冬の寒いときは2個、3個と湯たんぽを増やしても。疲れがとれて、目覚めがよくなるのを感じられるはず。

  夏の暑いときは上半身は薄着にし、エアコンを弱めにかけて、頭寒足熱を保つようにして。気持ちよく深い眠りが手に入ります」

●足湯のPOINT

・気持ちいいと感じる湯温で
 心地よいと感じる温度は、人によっても季節によっても違うので、自分の感覚で調整を。​・差し湯を用意湯温が下がったとき用に差し湯を用意。また終える前に足し湯をして、熱めの湯温にしてから終了すると、湯冷めしにくくなる。

​・大きめのバケツを用意
 足がすっぽりと入るくらいの容器を。足首がつかる程度までお湯を入れる。ひざ下までつかってもよい。

​・上半身は薄着で
 頭寒足熱の状態にしたいので、上半身は薄着がベター。汗をかいたときのために、ハンドタオルを用意しておいても。

・最低30分
 リラックスした状態で30分は入っていたい。身体が芯から温まるはず。読書やテレビを見たり、音楽を聴いたりと、“ながら”でできるのがうれしい。

・毒がよく出る就寝時にはこちら

 熱湯を入れた湯たんぽを足元に。夏なら1つ、冬なら2~3個入れてもよい。「冷えが強いと、足がほてって熱く感じ、寝ている間に湯たんぽを蹴飛ばしてしまうことも。この場合は、上半身を薄着にし、手首を出すようにしてみてください」

 冷えがとれると、湯たんぽに足をずっとつけていたくなるはず。

進藤さん愛用は陶器製

「陶器は土という自然素材からできているので、熱の伝わり方が柔らかいのがお気に入りです」ほかに軽量で持ち運びに便利なゴム製、耐久性の高い金属製、価格が手ごろな合成樹脂製などが。用途に応じでお好みをチョイスして。