かえって炎上!?
ネット謝罪のデメリット

 謝罪は記者などを集めて会見にて行うもの、という考えはもう古いかもしれない。自ら動画を撮影し、ユーチューブなどで反省の弁を述べるというスタイルも出てきた。

「華原朋美が高嶋ちさ子と元所属事務所の社長に対して、泣きながら謝罪した動画をユーチューブにあげました」(スポーツ紙記者)

 友人である高嶋から紹介されたベビーシッターが、自分の息子を虐待していると、写真週刊誌に“暴露”。それが自分の誤解だったと動画をアップしたのだが──。

「騒動の詳細には触れずに、いきなり謝罪を始めました。号泣する彼女の様子が異様で、高嶋サイドや事務所から謝罪を強要されたのでは、という憶測までささやかれました」(同・記者)

謝罪動画には2500以上の低評価が……(石田純一の公式YouTubeより)
謝罪動画には2500以上の低評価が……(石田純一の公式YouTubeより)

 また、コロナ禍に10人と会食をしていたことが報じられた石田純一も、動画で謝罪。だが謝罪はしたものの、店に行ったのは3人、といった言い訳も付け加えて、炎上の元になった。こういった動画での謝罪に、ある芸能事務所のスタッフは、

「いちばんのメリットは、自分の言いたいことを自分のペースで伝えられるということです。質疑応答がある会見だと、海千山千の記者の質問によけいなひと言が飛び出す心配がありますが、動画ならそれはない。

 ただ、核心について話していないと、“知りたいことを言っていない”とバッシングされます。そのバランスが難しい。デメリットも大きいんですよ」

 動画での謝罪は所詮、一方通行。せっかく謝ってもよけいなひと言があれば火消しにならず、かえって傷口を大きく広げてしまう危険もあるのだ。