ライバル対決の果ては……

 芸能界は競争社会。ライバルとぶつかることもある。若き日の木村拓哉にとって、萩原聖人がそうだった。

(左から)萩原聖人、木村拓哉
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 2012年には『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で『若者のすべて』(フジテレビ系・'94年)の撮影中、こんな挑発をされたことを明かした。

俺らは役者としての芝居やるんで、アイドルの芝居はどうかわからないですけど

 また、萩原が自分のこだわりで撮影を止めまくるたび「いちいちイラついてくる」とか、萩原が趣味の麻雀雑誌を読む姿を見て「バカじゃねーの」と思っていたという回想も。

 これに対し、'19年には萩原が『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で「事務所がとにかく小さかったんですよ。芝居でだけは負けたくない」という心境だったと告白。なお、ふたりは'07年と'18年にも共演しており、わだかまりはないようだ。

 お笑いでは、今田耕司中山秀征が似た関係だった。深夜バラエティー『殿様のフェロモン』(フジテレビ系・'93年~'94年)で一緒にMCをやった仲だが、当時、今田は東京進出したばかり。ナメられてたまるか的な空気をかもしだし、うちとけようとしなかった。そのため、番組終了後、ふたりは共演NGということが業界の定説となった。

 しかし、20年後、共通の友人を介して和解。今田はMCを務める『アナザースカイ』(日本テレビ系)にも中山を呼び、当時の心境を告白した。

「東京のお笑い界にね。ダウンタウンさんに持たされた“銃”を乱射してた(笑)」

 かと思えば、現在進行形の「不仲」もある。ウーマンラッシュアワーの村本大輔は、平成ノブシコブシの吉村崇山里亮太とも共演NGとのこと。最近、メディア露出が激減している理由は「政治ネタ」とされがちだが、バラエティー出演の多い芸人たちとの関係も影響しているのだろう。

 ミュージシャン同士では、かつて桑田佳祐長渕剛のバトルも騒がれた。発端は1994年に桑田が発表した『すべての歌に懺悔しな!!』。歌詞のなかに「常識なんかは通じねェ」「ドラマの主役に燃えている」といった長渕批判ともとれるフレーズがあったのだ。

 そこで、桑田は会見を開いて「自分を含む芸能ロックシンガーを揶揄したものだ」と釈明。長渕に謝罪文も送ったが、長渕は雑誌で「俺は桑田佳祐を許さない」とタンカを切った。ただし、このバトル、数か月後に長渕がクスリで逮捕されたことから、うやむやに。