正しい食べ合わせで腸内腐敗を防ぐ

●スローとファストを組み合わせない

 アダムスキー氏が提唱した腸活法が画期的なのは、まず食品が消化されるスピードに着目し、上の表のように速い(ファスト)、遅い(スロー)、どちらでもない(ニュートラル)の3つに分けた点といわれる。私たちがふだん口にする食品の大半はスローなので、覚えるのはそれほど大変ではないはず。

 そして、万病のもととなる消化器官内の腐敗を避けるために、必ず守るべき“食事のコーディネート”のルールとは、(ときに誘惑に屈したとしても)ファストとスローの食品を1回の食事の中に組み合わせ、一緒に身体の中に入れてはいけないということだ。

 ファストは消化器全体をわずか30分ですり抜け、スローは消化に8~10時間もかかるのだが、両者の食べ合わせによって腸内に「危険すぎる混合物」が生まれるそう。その消化には通常の3倍以上の時間がかかり、腸は自浄に必要な休憩時間が取れなくなって、腸壁に有害な汚れがこびりついてしまう。

牛肉+玉ねぎ+米はスローな組み合わせ。なので牛丼もセーフ。魚+米のお寿司も!? 
【写真】世界的に著名な自然療法士・アダムスキー氏

 私たちが食べるものの大半はスローだが、ほぼすべての果物はファストなので、食後のデザートには注意が必要だ。旬の果物は1日1回、食事から4〜5時間後に軽食として味わうのが理想という。その後に食事をとるなら1時間半以上あけること。

 そのほかよく食卓に並ぶ料理にもNGの食べ合わせがあるので、チェックしよう。また、ニュートラルの食品は組み合わせ自由。腸の流れの“促進剤”なので、働きをサポートしたいときに加えてもいい。

 アダムスキー式腸活法は、実践を始めて数日で効果が現れるが、身体の機能不全から解放される基盤が整うまでに8~12か月かかる。何歳になっても快調でいたければ、この先ずっと継続するべきなのは言わずもがなだ。

◆覚えよう! 3つのカテゴリー

【1】ファスト(消化の速い食品)
30分~2時間で消化されるもの


ほぼすべての果物(ドライフルーツや梅干し、ジャム、砂糖漬けの果物を含む。ただし、ココナッツやアボカドはスロー)
フルーツジュース、果実ベースのお酒(ワインとグラッパを除く)
ハチミツ、メープルシロップ、ヨーグルト、緑茶
トマト、かぼちゃ、パプリカ、唐辛子(カレー粉やパプリカパウダーなどの唐辛子やパプリカ由来のスパイスも)

【2】スロー(消化の遅い食品)
8~10時間かけて消化されるもの


消化の速い食品(ファスト)以外の食品のほぼすべて
生か加熱ずみかは関係なく、アボカドを含む野菜全般(玉ねぎやなすはニュートラル)
穀物(米、パン、麺類、ピザ、いも類)、こんにゃくなどの加工品
動物性・植物性タンパク質
ナッツ類、オリーブなど
海藻類

 私たちが栄養成分を摂取している食べ物の大半はスロー

【3】ニュートラル(どちらでもない食品)
一緒に食べた食品の消化スピードを速めるもの


油、酢(ワインビネガーを含む)
にんにく、玉ねぎ、エシャロット、ケッパー、バジルなどのハーブ、わさび、こしょう、マスタードなどのスパイス(ただし、カレー粉とパプリカパウダーを除く)
ワイン、ビール、コーヒー、紅茶、牛乳、砂糖
ビターチョコレート(ミルクチョコレートを除く)

ファストはファストと、スローはスローと食べるのが基本! (ニュートラルはどちらと組み合わせてもOK! )