おいしくたってNG! アダムスキー的残念メニュー

【イタリアン】
・トマトソースのパスタ
 スローのパスタ×ファストのトマトで嘆きのNGメニュー代表格! トマトソースは使いにくい。
・ピッツァマルゲリータ
 トマトとモッツァレラチーズ(スロー)の定番ピザもNG。“赤いピザ”は基本的に避けて。
・カプレーゼ
 トマトとモッツァレラチーズの簡単&ベストな組み合わせもダメ。モッツァレラには別の野菜を。
・カチャトーラ
 家庭でもよく作られるチキンのトマト煮。肉も魚もすべてスローだから、トマト味にしないこと。

【和食】
・カレーライス
 米も大半の野菜もスローなのに、カレー粉はファスト。日本人とインド人には大大ショック!
・おにぎり(梅干し)
 梅干しは果物カテゴリーでファストだから、おにぎりの具にしないこと。日の丸お弁当もNG!
・ほうとう
 山梨名物にマストのかぼちゃはファスト。麺もほかの具材もスローだから、かぼちゃは抜きで。
・鶏から揚げレモン添え
 レモンをはじめ、ゆず、すだちもファストで、スローの食材に搾って風味を加えるのはやめる

●どうしても食べたいときは?

 アダムスキー氏はエキストラバージンオリーブオイルをひと口すすってから食べるそう。消化管のダメージを緩和してくれる。ただし、食べすぎには気をつけて。

●教えて! アダムスキー氏 腸活Q&A

Q.おすすめの腸活フードは?
A.がん予防には果物、トマト(特に加熱したもの)、にんにく、ブロッコリーとキャベツ、赤ワイン、ビターチョコ、緑茶、ウコンに、悪玉コレステロール対策にくるみと大豆。ファストの果物、トマト、緑茶はとるタイミングに気をつけて。

Q.揚げ物は食べちゃダメ?
A.正しい方法で揚げたものなら大丈夫。加熱温度は一般的な油が140~160度まで、オリーブオイルは210度までに。炭水化物を多く含む食べ物は、油の温度が高すぎると発がん性物質を発生させるので要注意。

Q.おやつはガムならOK?
A.かまいませんが、食べ物を口からとり込むと、それが消化管全体を進んで働かせ、疲れさせます。食事以外の間食は基本的に避けて、腸を休ませましょう。

Q.お酒は飲んでもいいの?
A.赤ワインはがん予防のほかに抗酸化作用も強く、1日に1杯ならオススメ。ビールなどの炭酸入りはお腹が膨らまないよう控えめに。リモンチェッロなどの甘い果実酒はファストなので食後に飲まないで。グラッパはOK。

フランク・ラポルト=アダムスキー
フランク・ラポルト=アダムスキー
フランク・ラポルト=アダムスキー
イタリア在住の世界的に著名な自然療法士。1992年に発表したアダムスキー式腸活法は欧州を中心に世界各国で話題に。
アダムスキー氏の著書で日本初の翻訳本『腸がすべて』(澤田肝臓・消化器内科クリニック院長/澤田幸男氏監修)1500円+税、東洋経済新報社※書影をクリックするとアマゾンの購入ページにジャンプします。

(取材・文/宮下二葉)