有吉弘行と夏目三久が結婚したことを発表した。NHKのニュースにまで報じられたのは驚きだが、長い春に終止符を打てたことに、おめでとうと言いたい方は多いのではないか。

 それと同時に「5年前の“あの報道”はいったい何だったのか」と思う人もいたことだろう。

 “あの報道”──。'16年8月24日売りの『日刊スポーツ』が二人の真剣交際を報じ、紙面には《有吉の子供 夏目三久アナ妊娠》という文字が踊った。世間がざわついたのは言うまでもない。

 ところが、その日の朝ワイドショーがそのニュースを完全にスルーするという奇妙な事態に。さらに間髪入れずに双方の事務所が「事実無根」と報道を否定。業界は騒然となった。『日刊』が夏目の所属事務所に事実確認をしないで報じたということに触れる媒体もあったが、通常、スポーツ紙がそのプロセスを抜かすことはありえない。しかも内容は「すでに妊娠」といったデリケートなものだ。つまり、同紙にとってそれはよっぽど“確度の高い”情報であったことを意味する。

3ヶ月後に出された「お詫びと訂正」

 記者の間で当時ウワサされていたのは、“本人リーク説”だった。

 すんなり結婚できない状況に置かれた有吉と夏目が既成事実を作るため、情報をマスコミに流して強行突破を図ったのではないか、という話が業界内で流れた。それは働き盛りの二人の結婚を“双方の事務所は許すはずがない”と見られていたから。

 しかし、そんななか報道の翌月にあたる'16年9月1日、『スポーツニッポン』の1面トップで夏目本人がインタビューに応じ、

《女性にとってこれ以上ない極めて私的な内容が断定して書かれてあったので、とても驚きましたし、あまりにひどい内容に大変ショックを受けました(中略)記事に書かれているような事実はありません》

 と日刊の報道を全否定したのだった。そして有吉も自身がMCを務めるラジオ番組で同じく報道を否定。

『日刊』のスクープは本当にガセなのか? 各週刊誌は有吉と夏目の取材を開始、当時、渋谷区にあった“隣接するマンション”にそれぞれが住んでいるとキャッチしていた複数媒体が張り込んだりしたが交際を示す証拠をつかむことはできなかった。

 そして時は過ぎ、同年の11月24日。『日刊』が1面に、『夏目三久さんに関する報道のお詫びと訂正』と題した謝罪記事を載せたのだった。内容はこうだ。

《再度取材内容を検証した結果、一連の記事には事実と異なるところがありました。特に妊娠という女性にとって重大な事柄については、ご本人に確認しておらず事実に反していました》