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 ただでさえ難しいと言える女性同士のつきあい。特にママ友というと、年齢から、学歴、出身地とバックグラウンドがそれぞれ異なるため、価値観の違いから意見も相違してしまいがち。

 なかでも、夫の職種や収入の違いから生まれる経済格差の問題は大きいものです。子どもという共通項以外では、仲良くなれそうな要素がなくても、同じ幼稚園や小学校に通っている手前、つきあいも避けられない。ライターでママ友研究家でもある筆者が、そんなママ友づきあいに悩んでいるママにスポットを当てます。

年上ママとのつきあいがストレスに

 3歳になる女児を育てている洋子さん(仮名・26歳)は、日常生活の些細なことで、ほかのママよりも収入が少ないことを恥ずかしく感じるそうです。

「うちはデキ婚なのですが、1つ年下の夫はシステムエンジニアとして転職したばかりで、まだ給料も少ないんです。幼稚園のママ友と一緒にランチに出かけた際、自分だけドリンクバーをつけなかったりと、プチ節約をしているときはちょっと惨めな気持ちになります」

 確かに、子どもの出産年齢はそれぞれ違うため、ママ友と言っても20代から40代のママが同じクラスになることも珍しくはないようです。

「年上のママさんは、モンクレールのダウンを着ていたり、明らかに持ち物が高そうなんです。うちは娘にリサイクルショップで買った服を着せています。私はGUとかしまむらを着ているのですが、プチプラだと思われているのだろうなって不安になるときもあります」

 洋子さんは、子ども同士の仲がいいためにママ友づきあいが避けられないのが悩みと言います。

「普段からキッズカフェや、フードコートなどに行き慣れているママさんだと、お金を使うのに抵抗がないんです。私はやりくりしながら外食をしているので、そんなに頻繁にはキッズカフェにも行きづらい。そう言えればいいのですが、貧乏って思われたくないので、言いづらいんですよね……」