日々の生活に関してしなくていいこと・すべきこと

 日本人の平均寿命はどんどん延びていて、今の50代の人たちなら、女性は95歳、男性は87歳くらいに。女性の半分は100歳まで生きる、まさに「人生100年時代」がやってくる! 定年以降は「余生」というより、「もうひとつの人生」として充実させたいもの。新たな人生を楽しむにはどうすればいい?

【11】老後いきなり趣味を見つけようとする→×

 女性は年を重ねても、日々の中で喜びや楽しみを見つけながら生きている人が多い。心配なのは仕事一筋の夫。いきなり老後「そば打ち」を始めて、結局挫折……なんてよくあるパターン。

「定年前後で急に人にすすめられるままに何かを始めるからいけないんです。人がすすめるものが自分に合うとは限りませんから。自分に合った趣味を見つけるのって、けっこう時間がかかるんです。だから先を見すえ、定年を意識したら、いろいろなことに挑戦してみては? やってみたかった趣味、かつて好きだったスポーツもいいですね」

【12】会社の人間関係や血縁をあてにする→×

 老後は人とのつながりが大事と聞いて、一生懸命に会社の人を飲みに誘う。あるいは逆に、「子どもやきょうだいがいるから大丈夫」と付き合いを広げようとしない……。これらはいずれもNG!

「会社の人間関係なんてあてになりません。定年後は年賀状さえ来なくなります。定年が近づいてきたら、会社の人となるべく付き合わないこと。それから、血のつながりもまったくあてになりません」

 つまりは、それ以外の人間関係をつくることが大事。

「学生時代の友人とのやりとりを復活させたり、趣味の付き合いを広げたりするといいですね。SNSを利用すると、人脈を広げ、深めるのにいいですよ」

 ただし、これまでの社会経験をかさに「マウンティング」に走らないよう注意。
 

「定年したら会社の上下関係、経験は過去のもの。横の付き合いを大切にすることで人生後半の充実度が変わってくると思います」

寿命中位数(50%の人が生存している年齢)/出典:厚生労働省「簡易生命表」令和元年より株式会社オフィス・リベルタスが作成
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〜日々の生活に関する3か条〜

一.老後を見すえ、いろんなことにチャレンジして、自分に合った趣味をリサーチ

一.会社の人間関係や血縁をあてにしない

一.「マウンティング」はご法度

構成・文/鷺島鈴香