熊田の夫であるAさんの主張をまとめたが、これとほとんど同じことを熊田から受けた男性がいる。冒頭のBさんだ。

元カレの告白

15年ほど前から彼女とは友人というか知人というか、まぁ知り合いだったんです。それで10年前に2人で食事に行くことになりまして。食事の提案は彼女からでした。それである日の夜、食事をして帰るところで“家に泊まっていきなよ”と。それで彼女の家に行き、そういう関係になって付き合うことになりました」(Bさん、以下同)

 そう、Bさんは渦中の熊田の元カレなのだ。このとき熊田はAさんと結婚する以前のため、不倫ではない。今回の騒動は夫であるAさんが熊田の不倫を疑ったことから始まっているが、それは元カレであるBさんも同様で……。

「当時、私も彼女の浮気を疑いまして……。旦那さんも“この人だ”みたいに目星を付けているようですが、僕もそういう人がいました。携帯のメールのやり取りなんかを見て、ですね。それで彼女を問い詰めると、口論のような感じになってしまいました」

 ここで熊田は、今回と同じ行動に出る。

当時、彼女のマンションのすぐ近くに警察署があったんです。それで警察署に逃げ込むように入り、私がストーキングのようなことをしていると警察に主張したんです。私の意見は通らず、警察からは“関わらないように”と口頭で警告を受けました

 110番通報と警察署への駆け込みとでは多少の違いはあるが、行動の目的は一緒だ。

「私は、10年前に彼女と付き合い、結果的にこのような形で関係は終わりましたが、それを当時マスコミなどに話していませんし、話すつもりもありませんでした。

 今回、話す気になったのは、私と同じことを旦那さんにしていたから。かわいそうに思ったからです。また、私と彼女は当時未婚ですし、子どももいませんでした。しかし、現在の彼女は結婚しており、子どももいます。それでまた同じことをやるというのは……
 
 元カレBさんと熊田の関係は警察への駆け込みで終わったが、数年前に進展(?)を見せた。