鍵付きで防音の個室

 事件現場である「マンボープラス」の店舗には「鍵付き完全個室」と書かれている。この「鍵付き完全個室」は法的に問題ないのだろうか。

 前出の全国紙記者によると、

完全個室で広さが5平方メートル以下で、飲食をさせる営業は風俗営業の許可が必要になります。風営法3号が適用されるため風俗営業許可をとっていなかったとしたら違法です。

 ネットカフェの多くはこの風営法3号営業に該当しないように、客室扉の透明化や小窓を作る、客室の上部を開放する、客室扉の撤去などをし、完全個室を避けています。風営法が適応されてしまうと午前0時以降の営業が禁止されてしまうんです

 調べたところ『ネットカフェマンボー』は風営法許可を得ていないため、小窓がないとなれば明らかに違法だ。

「24時間営業で完全個室ですからね。ただマンボーの母体会社は元々『リンリンハウス』というテレクラ経営をしていてました。業界では海千山千ですから法の網目をくぐって営業をしている可能性もあります」(同・全国紙記者)

 筆者も「マンボー」の他の店舗を利用したことがあるが、上部や下部が開いていたり、扉がアクリル板だった。

 この場合は風俗営業適正化法の対象となっていないと思われる。

鍵付き個室の使われ方

 ネットカフェであるにもかかわらず、なぜ防音で鍵付き個室にする必要があるのか。元ネットカフェ店員が明かす。

ラブホテル代わりにどうぞ、ということです。若いカップルの滞在後に使用済みティッシュが大量にゴミ箱にあることはザラ。使用済みのコンドームやオモチャのようなものが入っていたことも。

 他にも若い女の子たちの間でアダルト系ライブ配信はネットカフェでする、というのが暗黙の了解みたいになっていた時期があります。そのチャットを見た利用客が、場所を特定して店を訪れるということもありました。シングル利用でもアダルト系動画を大音量で見られるという利点もあり、防音鍵付きは性的な目的で使われることが多い

 警察が介入することもたびたびあったという。