朝夫氏は1982年に離婚した前妻との間にできた子どもで、特撮ヒーローものに出演経験もある元俳優。芸能界引退後は塾講師に転身し数冊の著書も出版……していたまではよかったが、いつからか、自称“特別な力を持った地震研究家”としてブログを開設。2011年には“東日本大震災を予言した”と話題になった。私生活では結婚、事実婚を何度も繰り返し、DV騒動まで起こしているといういわくつき……なんとも波瀾万丈な人物。

「亜星さん、朝夫さんとは絶縁状態だったんです。そうなる前から、朝夫さんは亜星さんの頭痛の種だったんですが、例の“事件”の後、亜星さんが勘当したんです。今回も朝夫さんには“亜星さんが亡くなった”という連絡だけで、葬儀には呼ばなかったそうです」(同・知人)

 “例の事件”とは朝夫氏が2013年に起こした淫行事件。青森県内のアパートの一室で女子高生にみだらな行為をした罪で逮捕、起訴されている。

小林亜星主演で高視聴率をマークしたドラマ『寺内貫太郎一家』
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「その弁護士費用や60万円の罰金、被害者への賠償金を立て替えたのが亜星さんだったって。“手切れ金”代わりにね」(同・知人)

「人生の終止符です」

 雪解けも叶わぬまま父を失った息子は何を思うのか─。朝夫氏のブログをのぞくと、今も“地震予知”や“人類選別”といった物騒な投稿が続く中、5月31日だけ《ボクの中の昭和が終わりました》と題する意味深な文章が。

《長かった、昭和の時代がおわりました。人生の終止符です。今日から再スタートを切ります》

 そこで週刊女性は、朝夫氏が暮らしているという長野県の八ヶ岳の麓へ向かった。彼は2006年ごろに東京から妻と2人の娘、家族4人でこの地に移り住んでブロガー活動の傍ら塗装業を営んでいる、ということなのだが……。

「朝夫さんはもういないよ。もうずいぶん前に一家離散です。朝夫さんのことは思い出すだけでも嫌だねぇ」

 そう近隣住民が苦笑する。

仕事もロクにせず、いつもブラブラしていました。代わりに奥さんが駅の売店でアルバイトをして生活を支えていたんだ。でも、こっちに来てから3、4年もたつと奥さんがストレスで下血したり円形脱毛症になったりね

 原因は朝夫氏の女性問題。当時、一家の隣に住んでいた別の住民も声をひそめる。

「沖縄と隣町に愛人をつくっちゃってね。隣町の愛人との間には子どもまでできちゃったのよ。それで奥さんは上の子の大学進学のタイミングで家を出ていったんだけれど、下の子はまだ中学生だったからこっちに残ったんだ」