元夫との内縁関係を否定し、
不貞関係はなかったと主張

 さらに元夫は準備書面でも、〈2人は2018年12月にはいわゆる男女関係をもち交際を始めた〉〈東京や仙台で逢瀬を重ねていた〉と主張。

 これに対して、石垣議員は準備書面で、

〈元夫とは子どもの養育において協力するという関係で、内縁関係にはない〉

〈元夫が泊まりにくることはあったが住民票も別で、同居した事実はなく、肉体関係も無かった〉

〈再婚の意志はないと度々告げており、選挙時の会見でも離婚していた旨は述べた〉

 などと内縁関係を否定し、不貞関係はなかったと主張している。

 その一方で、菅野氏との関係性については、

〈2018年12月頃に一時(菅野氏と)交際していたことは認めるが、その後も交際が継続しているという点においては否認する〉

〈出馬を決定した頃には関係が終了しており、選挙では菅野氏が人脈を有していたことから助言を得ていた〉

 と交際を認めた。

 石垣議員が婚姻関係を否定している以上、内縁関係を証明することは難しく、菅野氏との交際は問題ないのではないかと思われた。

 しかし、2人は確かに、不倫をしていた。実は、菅野氏には交際当時、妻がいたのだ。

 菅野氏の準備書面によると、

〈妻と離婚したのは2019年10月26日〉となっている。

 つまり、石垣議員との交際当時である2018年は離婚前で、不倫を自ら認めたのだ。