コロナ禍でうまくいかないことも多いが、2人はどのようにオリンピックを盛り上げるか
コロナ禍でうまくいかないことも多いが、2人はどのようにオリンピックを盛り上げるか
【写真】櫻井翔の実弟“電通マン”、二宮和也の元女子アナ妻Aさん

 とはいえ、オリンピックという大舞台に嵐の4人が出れば、話題性もある。そのため、一時はこんな案も浮上して─。

NHKの中では、4人が日替わりでナビゲーターを務める案も検討されていました。月曜日は二宮和也さん、火曜日は相葉さん……という“嵐シフト”を組むんです。日替わりであれば、“2人ルール”を破ることになりませんからね。ただ、それでもやはり大野さんの不在が目立つため、実現しなかったといいます」(同・広告代理店関係者)

『ジャニーズは努力が9割』(新潮社刊)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、ナビゲーターが2人になった背景に、NHKがファンの思いを酌んだこともあるのではないかと指摘する。

「嵐はメンバー同士のかけあいが魅力で、ファンもそういう姿を見たがっています。活動休止以降、メンバー同士のかけあいは減ってしまいました。ファンによって多少意見は分かれるかもしれませんが、4人の日替わり出演でメンバー同士のかかわりが見られないよりは、“2人で仲よく話す姿が見たい”という気持ちを酌んだのかもしれません

『カイト』が歌えない…

 紆余曲折を経て、大役をつかんだ相葉と櫻井のことを、ほかのメンバーも喜んでいることだろう。ただ、2人の心の中には“未練”が燻っている。

『カイト』を歌えないことを悔やんでいます。この曲は米津玄師さんが作詞作曲し、オリンピックに向けて作られました。今年も使用することが発表されましたが、相葉さんと櫻井さんからすれば、オリンピックで披露するために作った曲なのに、全員そろって歌えず、複雑な思いなのでは」(レコード会社関係者)

 彼らの気持ちが晴れないのも無理はない。この曲には、5人の特別な思いが込められていたからだ。

「CDシングルとしては活動休止前に作った最後の作品で、ジャケットには大野さんが描き下ろした絵画が使われたんです。そんな曲をスタジオで聴く2人も、テレビで聴くほかのメンバーも、“オリンピックでファンのために歌えなくて申し訳ない”という気持ちになるのではないでしょうか。もちろん、誰が悪いわけでもないんですけどね」(同・レコード会社関係者)