「ヤバい女になりたくない」そうおっしゃるあなた。有名人の言動を鋭く分析するライターの仁科友里さんによれば、すべてのオンナはヤバいもの。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、仁科さんがさまざまなタイプの「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」を分析していきます。

第60回 木下優樹菜

 世間サマからヤバいと言われるオンナは、本当にヤバいのか──。そんな気持ちで2018年より始まった本連載ですが、ヤバ女にもトレンドがあるような気がしています。

 最近のヤバ女のトレンドは「どうして自分が叩かれているかが理解できない、もしくは全く気にしない」ことではないでしょうか。

 ガソリン代や議員パスの不正使用疑惑や、若手弁護士との不倫疑惑など、何かとお騒がせの国民民主党代議士・山尾志桜里センセイは次期衆院議員選挙の不出馬を表明しました。山尾センセイは『週刊朝日』7月9日号のインタビューに対し、「女性議員の私生活に向けられる関心の高さが異常ですよね。好奇のまなざしが男性の政治家へのものとはまったく違う」と、ご自分への反感が一種の女性差別であると話をすり替えています。

 大ヒット漫画『キングダム』作者の原泰久センセイとの破局を発表したタレント・小島瑠璃子。原センセイには糟糠の妻と3人のお子さん、そして不倫相手だったアイドルAさん(現在は引退)がいたことから、「略奪の略奪疑惑」が巻き起こったわけですが、小島には不倫に対する一般人の嫌悪感が理解できない模様。破局後に出演した『グータンヌーボ2』(関西テレビ)で「(交際する前に、セックスを)いたさないと怖いです。いたす前につきあうってどういう勇気? と思う」とネットニュースになりそうな発言をしていました。

 番組の視聴率アップのためのサービス精神かもしれませんが、不倫疑惑が完全に消えない状態でこういう発言をすると、「ということは、原センセイとも交際前にいたしたのか、もしそうなら不倫かもしれないじゃないか」と思われる可能性が高くなることに気づいていない、もしくはそう思われたところでビクともしない強メンタルなのかもしれません。

ヤンキーではなく
「いい年して、ダメなオトナ」

 この人も本当に“世間の声”を気にしないのだと思います。芸能界は引退したはずですが、モデルやインフルエンサーとして活動を再開した木下優樹菜。7月8日配信の『FRIDAY DIGITAL』は、優樹菜とJ1『湘南ベルマーレ』に所属する三幸秀稔選手との熱愛、半同棲を報じています。優樹菜はお笑いコンビFUJIWARAのフジモンこと藤本敏史と離婚していて独身ですから、交際は自由です。

ヤンキーモデルとして復帰した木下優樹菜(『GALFY』インスタグラムより)

 とはいえ、タピオカ店主に恫喝まがいのことをした件は未だに解決されていないようです。元ヤンキャラが優樹菜のウリではありましたが、ここで言うヤンキーとは「ファッションや言葉遣いは多少アレかもしれないけれど、義理人情に厚く、曲がったことが嫌いな人」を指すのではないでしょうか。人に迷惑をかけても謝ることすらできないなら、それはヤンキーではなく「いい年して、ダメなオトナ」です。恋愛より先にやるべきこと(謝罪)があるのではないかと冷たい目で見る人もいるかもしれません。

 しかし、婚活視点で考えると、すごいと思える点もあるのです。それは、ちゃんと優樹菜が「自分の好み」をわかった上でパートナーを見つけていることなのです。