度を越していた
夫・フジモンの容姿いじり

 2011年に発売された『ユキナ婚』(講談社)では、優樹菜と元夫であるフジモンとのなれそめについて書かれています。「そもそもユキナは目が大きくて『THE・イケメン』って感じの人が好きだったから、トトちゃん(※筆者注・フジモンのこと)はたとえ同じクラスにいても、友達であっても、絶対に好きにならないタイプ」と思っていたそうで。同書では表現を変えながら、執拗なまでに「イケメンが好き」「フジモン、ブサイク」と書いています。

 優樹菜はフジモンを単なる友達としか思っていませんでしたが、フジモンは優樹菜に恋をしてしまう。気を持たせるのも悪いので優樹菜は「もう会わない」と告げたそうです。しかし、「おまえはSに見せかけて、М」「本当は弱いのわかってるぞ」というふうに内面を見抜かれたこととで、フジモンを意識するようになったそうです。やがて優樹菜の誕生日がやってきますが、「もう会わない」と優樹菜に言われてしまったフジモンは、誕生日を祝えない。けれど、フジモンは誕生日を祝う気持ちを伝えたくて、優樹菜の住むマンションのそばの川に「誕生日おめでとう」と垂れ幕をかけてくれたそうです。それを見た優樹菜は涙が止まらなくなり、交際するようになったといいます。

 心が汚れている私には何がいいんだかさっぱりわかりませんが、「好みではないけれど、情にほだされて」付き合うようになったということでしょう。フジモンが17歳も年上なことから、親御さんには「先死んじゃうけど、いいの?」と聞かれたそうですが、「それでもいいんじゃない」と言ったとも明かしています。好きになったら、深いことは考えないタイプなのかもしれません。

 が、人の気持ちというのは変わるもの。結婚してしばらく経ってから、優樹菜がフジモンの容姿を悪く言うようになり、それが度を越しているように私には感じられました。たとえば、2018年1月14日放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演したときは「一周回ってブサイクが愛おしいと思うかもしれないと思ったけど、無理だった」と説明しています。

フジモンとの不仲説が出ると、それを否定する投稿をしていた(本人のインスタグラムより)
フジモンとの不仲説が出ると、それを否定する投稿をしていた(本人のインスタグラムより)
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 2019年6月12日放送の『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、優樹菜はフジモンから着信があると、俳優・斎藤工の顔が表示される設定にしていることを明かし、その理由を「毎日ブサイクと一緒にいるから」「ちょっと現実逃避したくなっちゃって」と説明していました。フジモンが芸人で、威圧感のあるキャラクターでないことから言いやすい部分はあるのでしょうが、いくら何でもちょっと言い過ぎではないでしょうか。