《コロナウイルスに感染しました(ネタで釣りでもありません。)ワクチンも5月中に2回接種を済ませていましたが40度まで発熱しました。》(原文ママ)

 7月24日、自身のSNSでそう発信したのは、現役の精神科専門医であり、YouTuberとしても活動するメンタルドクターSidowさん(34歳)。2回接種後の感染例は各地で出ており、厚生労働省も“免疫がついても100%の予防効果が得られるわけではない”としている。

40度の発熱と東京都の医療ひっ迫の現実

 では、2回接種後の感染ではどんな症状が出るのか──。Sidowさんがコロナ闘病記を赤裸々に語ってくれた。

「ファイザー社製のワクチンを接種しました。1回目は4月19日、2回目は5月10日。ワクチンの副反応としては接種部位の痛み以外の症状はなく、その後2か月以上体調に変化はありませんでした」

※写真はイメージです

 体調の異変に気づいたのは7月22日の朝。

「起きてからなんとなくだるく、何をするのにも億劫な感覚がありました。食欲もなく、昼食が通常の半分くらいしか食べられませんでした。その日は仕事が休みだったので、無理せず家で過ごそうと療養をしていたのですが、夕方頃から明らかに身体に熱感があり、汗も止まらなくなってきました。“これはおかしい”と思って体温計で熱を測ったところ39.9度まで上昇していました」(Sidowさん、以下同)

 ベッドから身体を起こすのもつらくなり、その日は1日じゅう床に伏していたという。

「なんとか少しでも睡眠を取って体調を整えようと思いました。それで目が覚めたら体温を測って……というのを繰り返して。翌日7月23日の朝、起床時には熱が38.1度まで下がっていたため、午前中に東京都発熱相談センターに連絡。医療機関を紹介してもらいました」

 だが1日の感染者数は3000人を超え、医療提供体制がひっ迫し始めている東京都。そのためか、

「“同じ区内には当日受診できる医療機関がない”ということだったので、隣接する区の医療機関を2つ紹介してもらいました。ですが、最初に電話した医療機関は一切つながりませんでした」

 もうひとつの医療機関は電話がつながったのだが、

「“公共の交通機関を使ってはいけない、タクシーもダメ。徒歩で来るように”と指示されました。隣接する区とはいえ体調不良の中、数kmの道のりを歩くのは相当しんどい。独身なので車で送ってくれるパートナーもいなくて、途方に暮れてしまいました……。そこで両親に相談したら、車で医療機関まで送ってくれることに。紹介された医療機関に到着して、受付をしようとしたところ“本日は混み合っているから診察は受けられない”と門前払いされてしまいました」