「『24時間テレビ』の放送を控えた時期で、局内ではこれまで以上に感染対策を徹底するなど、敏感になっていたのに……」

 そう怒りを露わにするのは、日本テレビで仕事をする関係者だ。

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、7月30日、政府は東京都と沖縄県、埼玉・千葉・神奈川の3県と大阪府を対象に緊急事態宣言を出すことを発表。しかしこの日、日本テレビの関係者約10名が東京・豊洲でバーベキューを開催していたという。

「仕事終わりに集まっていたのは、『世界の果てまでイッテQ!』の番組スタッフです。このご時世に大人数で集まること自体が問題ですが、3日後の8月2日、参加したアシスタントディレクターの1人が発熱を訴えました。翌3日にはスタジオ収録を控えていたのですが、もしものことを考えてバーベキューの参加者約10人を除いて収録を行ったそうです」(同・日本テレビ関係者)

 悪い予感は的中し、発熱を訴えたスタッフの新型コロナウイルス感染が3日に発覚。しかし、感染の情報が局全体で共有されることはなかった。

「バーベキューとコロナ感染の因果関係はわかりませんが、“バーベキューをしていたことがバレるとマズい”と思ったのでしょう。感染の事実は番組プロデューサー陣と局内の健康管理室など一部の人にしか伝えられませんでした。数日たってから、何人かのスタッフの口から周囲に漏れ伝わりましたが、正式な情報共有はされず。事実は伏せられ続けていました」(同・日本テレビ関係者)

 『イッテQ!』といえば、イモトアヤコやANZEN漫才のみやぞんなど、番組発のスターを多数発掘していることでおなじみ。

「“お祭り男”の宮川大輔さんが各国の祭りに参加する企画や、“珍獣ハンター”のイモトさんが世界中を巡る企画が特に人気。コロナの影響で番組の肝である海外ロケができない中でも、視聴率2ケタ台をキープする国民的番組です。15日の放送ではイモトさんが第1子の妊娠を発表し、ネット上は祝福の声であふれました」(テレビ誌ライター)