ゴールデンには向かない内容

 やはり、タイトルにもある“遊郭”が関係しているようだ。

「遊郭とは売春が行われていた場所ですからね。原作では残酷な描写もこれまで以上に増えますし、ゴールデン帯の放送には向かないでしょう。高視聴率が確実な作品を深夜に回すのは、苦渋の決断だったと思います」(前出・制作会社関係者)

 しかし、この決断からフジテレビの“意思表示”もくみ取ることができる。

「一部のファンからは“フジが関わることで、原作が改変されるのでは”という懸念の声も上がっていますが、深夜帯に落ち着いたのは、フジが目先の視聴率より作品、作り手、ファンを尊重したからこそです。新作アニメも1期同様のクオリティーが期待できますよ」(木村氏)

 放送時間について、フジテレビに問い合わせると、

「編成上の詳細に関しては、お答えしておりません」

 と、否定はしなかった。

 深夜帯であろうとも、『遊郭編』がフジの “柱”になるのは間違いない!