《go FLY!! my ANGELS!!》

 2020年3月、長女・Cocomiのモデルデビューに合わせて、中国版ツイッター『Weibo』に彼女と次女・Koki,のツーショットを添えてコメントした木村。愛おしい娘たちの活躍を願って、父親としてできる限りのエールを送ったのだろう。

 あれから1年半、9月15日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した木村は、後輩のTOKIOの3人と質問トークを繰り広げたのだが、今まで語られることがなかった“あのこと”に触れたのだった。

「メンバーの松岡昌宏が“お子さんのイヤイヤ期で困ったことは?”と、キムタクに対して育児トークをぶっ込んだのです。これになんともいえない表情を浮かべて“あんまりなかったような気がするけど…”とはぐらかすような返答。それはそうでしょう。

 彼が家族に関して話すことは皆無。そもそも、聞くことも許されない“タブー”とされてきたんですから。“松岡、大丈夫か!?”と心配になりました」(スポーツ紙記者)

 2000年12月に工藤静香と“デキちゃった婚”をすると、翌年5月にCocomi、2003年2月にKoki,を授かった木村。ところがSMAPが国民的グループに成長し、ジャニーズを代表する看板アイドルになった木村が、娘たちの誕生、また育児に関してテレビのトーク番組、雑誌のインタビューなどで語ることはほとんどなかった。

それ、聞いてどうするの?

 かつてインタビューにも立ち会ったことがあるというアイドル誌編集者は、こんな取材エピソードを明かす。

「少しでも独自の内容を掘り下げたかったライターさんが、生まれたばかりの子どもに関する質問をそれとなくしてみたそうです。ひと言でも引き出せれば、特別な見出しになりますからね。すると木村さんはじっと見据えて“それ、聞いてどうするの?”と、場は凍りついてしまったとか(苦笑)」

 番組でも松岡の空気を読まない質問に場は冷え冷えーー、と思いきや、同じく2人の娘を持つ国分太一から「(娘たちの)髪の毛、乾かしたことあります?」とイレギュラーな質問が。心配そうな表情の城島茂をよそに木村は、

「ありますよ。(国分:結構大変じゃないすか?)あ〜、そうね。でも、あの時、一番可愛くない? なんか、愛おしくないすか? あの瞬間が。こっちは乾かしてるんだけど、乾かしてる間(娘は)全然違うことしてるじゃないですか。あっちはあっちで全然違うとこ見てたりとか。

(松岡:そのときしか経験できないことですよね)いや、でも、それがある程度大きくなったときも、なんか(娘たちが)自分で乾かしてるのが面倒臭そうだな、って思ったときに、(娘が持っていた)ドライヤーふって持って、バァーって(乾かし)始めると“あぁ、ありがとう”って」

 いつの日かの日常における、父娘のほんわかエピソードも話してみせたのだった。自ら“タブー”を破ってみせた木村。どうしちゃったの?