あの東出昌大に熱愛報道が出た。

『週刊文春』(10月21日号)によれば、新しい恋人は《30代手前で米国人の父と日本人の母を持つ滝沢カレン似のハーフ美女。有名私大を卒業後はエステサロン勤務などを経て、今は外国人相手に接客する丸の内OL》なのだそうだ。

 唐田えりかとの不倫が報じられて、と離婚したのは昨年8月。それから1年以上は経っているが、東出は撮影現場に新恋人を呼び、共演者やスタッフも宿泊しているホテルで密会していたという。当然、世間の反応は厳しい。

 過去にもスポーツ選手が遠征先で、芸能人がロケ先で愛人や彼女と密会しているのを週刊誌に報じられた例は少なくない。芸能界では昔から、大物俳優や大御所歌手などが、マスコミの目が届かない地方での仕事に愛人を呼びつけて密会するという話はよく聞かれたものだ。

 かつて、仕事のためにテレビ局が用意したホテルの部屋にデートクラブの女性を呼んだことで大叩きにあったキャスターがいれば、東京から風俗店勤務だという馴染みの女性を呼んだ落語家もいた。芸妓と密会していた大名跡の歌舞伎役者も記憶に新しい。

不倫バッシングの一端は“事務所の責任”

 東出の件もそんな“芸能界あるある”のひとつなわけだが、『文春』が今回のスクープを報じるにあたって所属事務所に対してコメントを求めたところ、《本日一連のことを本人に確認したところ、すべて事実のようです》としたうえで、

《ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません》

 といった見解を述べた。さる芸能プロ関係者はこのコメントに対し、「あの事務所も変わりましたね」との感想を漏らした。これは一体どういうことか。

「東出さんがここまで叩かれるようになったのには、もちろん好感度の高い夫婦だったといった理由もありますが、その後の対応がよろしくなかったということも挙げられます。報道後、長らく沈黙を続けてきた東出さんがついにトークイベントに登壇した際、記者に『さんと唐田さんとどっちが好きなんですか?』といった質問を受けたのですが、うまく答えることができなかった。

女性記者に囲まれた東出昌大の謝罪会見
女性記者に囲まれた東出昌大の謝罪会見

 ここまで直球がくることは想定できなかったかもしれませんが、にしてもあそこまでの歯切れの悪さは事務所の責任でもあるでしょう。結果、この一件でもバッシングを受けることになってしまった

 確かに、スキャンダル発覚後の謝罪会見や、久しぶりに出演するイベントがある際は、記者との想定問答を所属事務所が事前に考えることが多い。大手になってくると常識なのだが、東出のところはスキャンダルに不慣れな“老舗の俳優事務所”だった。

 不倫が報じられた同日に出したコメントには《現在、本人はこのような事態になったことに対して責任の重さ、失ったものの大きさを実感しひたすら後悔に苛まれ苦しんでおります》といった文言があった。もちろんいちばんの被害者はであるからこそ、この時点で出すコメントとしてはあまりいい打ち手だったとは言えない。