秋篠宮家の長女・眞子さま小室圭さんの結婚準備が着々と進められている。18日には小室さんが東京・元赤坂の赤坂御用地を訪れ、秋篠宮さまご夫妻に結婚のあいさつ。翌日、眞子さまは皇居にある宮中三殿を参拝、結婚をご報告し、22日には天皇皇后両陛下に結婚のあいさつをされた。25日は上皇ご夫妻にあいさつをされる予定となっている。

 そして来たる26日。お二人は婚姻届を提出し、揃って結婚会見を行う。そこでどのようなことが語れるのか関心が集まっているが、気がかりなのが眞子さまの体調だ。

「10月1日、宮内庁から眞子さまと小室さんが26日に結婚されることが正式に発表されました。驚くべきことは、そこに精神科医でNTT東日本関東病院の秋山剛先生が同席されていたこと。そこで眞子さまが、複雑性PTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)と診断される状態にあることが明らかにされたんです」(皇室担当記者)

記者会見に出て大丈夫なのか

 宮内庁が公表した秋山医師の文書にはこう書かれていた。

 “眞子内親王殿下は、ご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果、『複雑性PTSD』(複雑性心的外傷後ストレス障害)と診断される状態になっておられます”

 さらに文書には、眞子さまはある時期から<誹謗中傷と感じられるできごとに関する刺激は、できる限り避けておられる>こと、さらには<些細な刺激で強い脅威を感じられたり、集中困難、焦燥感、無気力といった症状がある>ということも記述されていた。

 宮内庁の会見によると、眞子さまが心を痛めているのは、今に始まったことではなく、中学生のころから誹謗中傷と感じられる情報に触れられ、精神的な負担を感じられていたという。

 そこで疑問なのが、果たして、この状況で26日の記者会見に出られるのかということ。これには多くの人が疑問を感じているようで、<会見に出て大丈夫なの?><眞子さまが心配>といった不安の声も。例え限られた数の記者しか出席しなかったとしても、カメラの向こう側には大勢の国民の“目”がある。現場の空気も祝福どころかピリついた緊張感に包まれることだろう。そこに立たれる眞子さまの心への負担は計り知れない。

「複雑性PTSDでは、ささいな刺激によるフラッシュバックや“自己調整”の障害という症状があります。そのため、会見中に感情や記憶・思考、身体の動きを上手くコントロールできないといったことが出てしまう可能性があります」
 
 そう話すのは、精神科医であり産業医でもある井上智介先生。「あくまでも可能性であり、“このようなことに注意したい”といったニュアンスで捉えていただけたら」と前置きしたうえで、こう解説する。

「まず自己調整とは、自分を自分でコントロールすること。私たちは、感情や記憶、思考、身体の動きなど、その場に適した塩梅でコントロールして表現しています。しかし、複雑性PTSDではその自己調整が難しくなる場合があり、何に関しても0か100でしか表現できなくなったりすることがあるのです」

 具体的に心身にどのような影響が出る可能性が考えられるのか。<感情><記憶・思考><身体の動き>の大きく3つに分けて詳しく説明してもらった。