二人はお互いを補い合う、相性のいいカップル

 眞子さんは小室さんのお母さんの金銭トラブルの対処や、小室さんの突然の留学について「私がお願いした」と明言しています。愛する人が誹謗中傷されるのに耐えられないと思って泥をかぶったのなら、相当勇敢で姉御肌な女性と言えるでしょう。また、本当に眞子さん主導でトラブル対処や留学を進めていたのなら、すでに管理職のキャリアウーマンばりの手腕をお持ちなのだなと感じてしまいます。

 私を含めた多くの人は、眞子さんと小室さんについて、“やんごとなき姫が、世間知らず故に、皇室の重みを知らない今時の若者にふりまわされている”と想像していたのではないでしょうか。しかし、会見から垣間見えるのは、眞子さんが決めて、眞子さんが指示するという「婦唱夫随」の姿なのです。ジェンダーレス時代の到来と言われていますが、日本一の旧家で育った女性が、その先陣を切ったと言えるのではないでしょうか。

結婚会見では眞子さんが圭さんに目配せする瞬間も
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 一方の小室さんのコメントは基本的には眞子さんと同じで目新しいものはなく、オリジナリティがあったのは「眞子さんを愛しています」発言くらいだったと思います。皇室の方に関わる記者会見で、これほどダイレクトな表現が取られたのは珍しいと思いますが、小室さんはこれでいいと思うのです。個人的には、お母さんの金銭トラブルは小室さんが主導して、元婚約者の男性が納得する形で早期に解決しさえすれば、国民も万歳して祝うのにと歯がゆく思っていました。

 しかし、「オトコだからオレがリードする」とばかりに、変にイニシアチブをとろうとしないところが、小室さんの美点なのかもしれません。眞子さんの言うことに従い、眞子さんを愛し、その愛を公言する。それが小室さんの“お仕事”だと思います。カップルを表現する諺として「割れ鍋に綴じ蓋」というものがありますが、二人はお互いを補い合う、相性のいいカップルと言えるのではないでしょうか。

 二人の新天地ニューヨークは、積極的に自己主張していかないとどうにもならない街です。気が強いくらいでちょうどいい、これもまた、眞子さんにとってチャンスではないでしょうか。眞子さんはプリンセスとして「与えられた役割、仕事」をすることを義務付けられてきましたが、これからは自分がしたいことをしていいのです。眞子さんが起業して、それを小室さんがサポートするのもありでしょう。多少の失敗はつきものですが、それくらいでへこたれる女性ではないと思います。

 その結婚が正しいのかどうかの答えは、未来にしかありません。二人が幸せになれば、外野は何も言わなくなります。二人の結婚と眞子さんの新しい人生のはじまりにおめでとうございますと申し上げたいと思います。


<プロフィール>
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」