食にお金がかけられなくても、健康に

 野菜を安いときに買っておいて家で冷凍するのもオススメだとか。また、

ムダなく皮ごと使い切りましょう。野菜の皮にはポリフェノールが豊富に含まれ、健康効果が期待できます。特にポリフェノールの抗酸化作用は動脈硬化の予防になります。

 皮ごと使うとおいしくないのでは?という質問をよく受けますが、ゴボウを皮ごと使ったきんぴらと皮をむいたきんぴらを比較すると、皮ごと使ったほうがおいしかったという実験結果があります。ピーマンも種やワタは食べられないと思っている方が多いようですが、きちんと食べられます。私はピーマンをまるごと焼いて食べるのが好きです

 また、炭水化物も低GIのものに変えるとさらに効果があるとか。

玄米など茶色の炭水化物はGI値が低い。さらに、ごはんは冷やして食べるのがオススメです。レジスタントスターチというでんぷんの一種が増えて、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます

 最後に、コロナ太り解消には運動もとても大切!

食後すぐに動くのが血糖値を上げないためのポイント。気軽に家でもできる運動を紹介しますので、実践してみてください

 たとえ、食にお金がかけられなくても、健康になりたい! 元気だけは高所得者に負けないぞ!

●食べ方のポイント

(1)野菜+タンパク質+炭水化物を毎食
 食事はバランスよく、3つの要素を偏りなく食べる。炭水化物を極端に減らすことなく、お茶碗1杯分くらいは食べてOK。

(2)野菜料理を先に食べる
 野菜料理をまず先に食べて血糖値の上昇を抑える。20分くらいかけて食べると満腹中枢が働いて食べすぎを抑えられる。

健康的なご飯 ※写真はイメージです
健康的なご飯 ※写真はイメージです

(3)野菜はまるごと使う
 皮やワタが食べられるものは、すべて食べる。皮にはポリフェノールが含まれているため、健康維持、病気予防にも役立つ。

ピーマンは種まで食べる! 経済的だしフードロスにもつながります
ピーマンは種まで食べる! 経済的だしフードロスにもつながります

●コロナ太り解消運動 “食事と運動は両輪”! この2つでボンビー肥満を乗り越えよう!

(1)つま先立ち
 キッチンや歯磨きをするときに、つま先立ちになる。ふくらはぎの筋肉を鍛えるだけでなく、バランスが必要なので深部筋肉も刺激。

(2)もも上げ
 腕を大きく振って、ももを高く上げて歩く。筋肉の7割は下半身にあるので、脚の大きな筋肉を鍛えることがポイント。

(3)姿勢をよくする
 姿勢をよくするだけで、姿勢にかかわる筋肉が緊張。立っていても座っていても、お腹を引き締めて背中をすっと上に伸ばす。