次男・正行は「否定に値することではない」

 しかし、この騒動を受けて、過去にもあった徳光の問題発言が掘り起こされることになってしまった。芸能レポーターは「以前から巨人と女性に関しては失言グセが抜けない」としとうえで、番組サポーターとして進行を担っていた今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)で波紋を呼んだ発言についてこう解説する。

「東京五輪のレスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須崎優衣選手が、ゲストとしてステージに上がった際、『結婚してお子さんが誕生したら、あなたのレスリングや生き方を教えてあげてください』と熱い言葉を贈ったのですが、こちらも女性に結婚や出産を押し付けるかのようなセクハラ発言として世間に物議を醸しました。ご本人としては悪意があるわけではないんですがね……」

 あいも変わらずメディアで元気な姿をみせる徳光だが、ここ最近では“高齢”を感じさせるような言動も少しづつ、増えてきている。今年の8月10日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した彼は「(妻が)同じことを何度も、今言ったことを1分後には同じことを言う」と発言しており、長年連れ添ってきた妻が初期の認知症になったという衝撃告白をしたばかり。

「一部メディアでは、競馬好きな徳光さんがますます趣味に熱中していることについて、“妻の認知症は大きなショックで、それによってギャンブルにさらにのめり込むようになったのでは”という心理カウンセラーの分析を掲載していました。発言の裏側にはそういった高齢化にともなう“ネジの緩み”のようなものもあるのでしょうか……」(スポーツ紙記者)

 今回の炎上騒動について、次男でタレントの徳光正行はどのように感じたのだろうか。本人に聞いてみることに──。

──父・和夫さんが「(さんまが)AKBの1人や2人は妊娠させられますよ」と発言されていたことについて、どのように感じましたか?

まず、“坂道グループ”ファンの僕からしたらありえない発言ですね(苦笑)。ただ、今回の父の件については言葉狩りのような感じになっているという印象は受けました。こういったら悪いですけれども、たかがYouTubeでの発言じゃないですか。これがNHKや民放、たとえば父が出ている『路線バスの旅』といった場でしたら問題かもしれませんが、YouTubeというのは“視聴者が選択して見るメディア”ですよね。自分の意思がないと見ることができないわけです。

 もう一点言えるのは、これが、さんまさんを褒めるための発言だったということでしょう。さんまさんの元気さ・活力ぶりを言い表すためのフレーズですので、そこまで否定に値することではないのかなというのが個人的な印象です。個人名を出したわけではなく、また彼の知識のなかで、若い女性を指す言葉といえばAKBくらいしか浮かばなかったのだと思います